アゼリアの「住吉」で独鈷久寿餅

スポンサーリンク

アゼリアの京急ロードにあるお菓子屋さん。

本店は川崎大師の山門前にどーんと構えておりますよ。

昔から門前町には魅力的な菓子文化が存在するものです。

遠路はるばる参拝に訪れたお客さん達を、つかの間癒やす甘い口福。

厄除けで知られる真言宗智山派の大本山平間寺は、初詣で実に300万人もの人が訪れるという、神奈川を代表する古刹です。

門前の名物は、久寿餅ぇ・・・・

世にくず餅といいますと、葛粉を使うプルンと滑らかなものを想像すると思いますが、うちら江戸圏のものは葛でも餅でも無ぇからな!!

なんでも、お麩を作る際にでんぷんを含んだ水がたくさん出るらしいのね。そのでんぷんを何ヶ月も置いて発酵させた後、なんとか食えるように洗いまくって、蒸し上げるという、なんだか聞くだけで哀しくなってしまうような食べ物、それが我らの久寿餅です。

実際は屑だから、久しく寿ぐという当て字をされてしまうのです!

ちなみにこの関東式は江戸時代からあったらしいのですが、川崎大師の「住吉総本店」は明治20年創業。その親族が独立したこちらの「住吉」は大正8年の創業。近くにある「味の素」工場から排出される副産物のでんぷんを仕入れて、ご当地の名物としての地位を築き上げたという経緯みたいなのね。

現在では「住吉」の方が手広く展開して、我々の口に入る機会も多いですが、「住吉総本店」の方で麩まんじゅうを商うのは、元々のルーツを示しているんだね。

我が家は川崎にも縁がある関係で、幼少の頃から、もううんざりするほどの久寿餅を食べています。

正直、あんまり好きくないわよ!

味が無くて、モッタリとして、発酵の酸味を極限まで薄めた、なんだかちょっと水っぽいような風味。

んなら、寒天のようにキンキンに冷やして食べればいいじゃないって思うでしょうけど、冷やすとぼっそり固まって具合悪ろしだから、どうしてもヌルい状態でいただくしか無いのです。

食感の面白さならば、現代にはいくらでも代替がありますし、お味は、結局のところ、きなこさん、黒みつさん頼りだからな。ビミョーよね。

もうたくさんだと思いつつも、駅で買う川崎土産が何も無ぇから、今日もまた、きなこにむせながら食べてるところです。習慣て怖いな。

コメント一覧

  1. いつも楽しく拝読しております。子供のころ初詣の帰りに住吉の久寿餅を買っていました。我が家は昔も今も大好物です!葛ではないのも承知で大好きです!よその名物の葛餅も何度かいただきましたが、物足りませんでした。でんぷんのモッチリ感がたまらないのですが、、同志はいらっしゃいませんかねぇ( ;∀;)

  2. >やっすさん
    いやいや、ファンが多いからこそ、あの商いが出来ているんですよ。

タイトルとURLをコピーしました