「日本ナポリタン学会」の問題点を記録する

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皆さんは「日本ナポリタン学会」という団体をご存知でしょうか?

コック帽に赤いエプロン姿の学会長が、ナポリタンを紹介する記事に、テキトーなコメントを寄せているのを時折見かけますよね。

私は大っ嫌いなのよ!

ぶっちゃけ、ナポリタンという料理については、正直、何の興味もないし、どこで生まれようが、この先どうなろうが、知ったこっちゃありません。

しかし、舞鶴が創作した肉じゃが発祥説のごとく、彼らが吹かす駄法螺がいつの間にか定説となり、広く流布してしまう恐ろしさは座視できません。それは歴史や文化への侮辱になるからです。

地元の恥を野放しにしてしまったのは、ハマっ子の落ち度。

そこで日本ナポリタン学会の言動にどういう問題を感じるのか。整理して、記事を残しておこうと考えました。長くなりますが、ご一読いただき、ご意見でも賜れば幸いです。

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日本ナポリタン学会の問題点

そもそも日本ナポリタン学会とはどういう組織なのか。学会のHPにはこうあります。

日本ナポリタン学会とは、懐かしくもおいしい「スパゲッティ ナポリタン」を日本の発展と共に歩んできた貴重な食文化であると再評価・再認識することから、沈滞しがちな地域を、そして日本を活性化させていこうと、戦後にナポリタンが全国に伝播していく発信地となった横浜の有志市民が結成した任意団体です。

http://naporitan.org/?page_id=8

ナポリタンへの再評価が日本の活性につながってしまう理屈については、まるで意味不明ですが、簡単にいうと、横浜の「ホテルニューグランド」が発祥を主張するスパゲティ・ナポリタンを旗印に、地域を活性しようぜという団体です。

まぁ、ありがちなB級グルメ町おこしの類なのですが、当初より3つの怪しさを抱えておりました。

  1. ニューグランド発祥説が怪しい
  2. 横浜には再評価や再認識に値するナポリタン文化なぞ存在しない
  3. 自ら研究、調査を行う気がさらさらない

発祥説については別記事に分離しますが、ナポリタン学会はニューグランド発祥説に基づいて設立された団体なので、これを否定することは自らの存在根拠を打ち消すことにもなります。そのため、当初から説の不備を認識しつつも、これに耳をふさいでいる状況なのです。

”ナポリタンが全国に伝播していく発信地となった横浜” という部分も、その経路が示されるわけでもなく、起点となる発祥説以外には、なんら根拠を伴いません。

ちなみに私は趣味で横浜のお店を3,000軒以上は食べ歩いておりますが、ナポリタンが生まれ育った街として、他都市と異なる、より濃厚なナポリタン食文化の存在は確認できておりません。特に市内で好んで食われているメニューではありませんし、ひたすらフツーな扱いです。

もちろん、設立当時はナポリタンなぞに脚光が当たる機会は少なかったわけですから、仮説なり手探りから始めてもいいと思うのです。しかし、設立からすでに10年以上が経過して、それらが少しでも補強、修正されてきたのでしょうか? 

そもそも彼らはナポリタンの専門家としての情報やノウハウを蓄積しているのでしょうか? 

記事を読む限りでは、何一つ進歩していないホラを繰り返す厚顔しか見えません。

日本ナポリタン学会設立の経緯

まずは日本ナポリタン学会の歴史と背景を紐解いていこうと思います。

すべてはY150が糞だったせい!

きっかけは横浜の海がもっと澱んでいた2009年、悪夢の「開国博 Y150」に遡ります。

巨額の予算はどこのオジキの懐に消えたのか? 見込みの1/3も集客できずに大赤字を叩き出し、音頭をとった中田宏市長も「浮世絵 女ねずみ小僧」の主題歌かなってくらい速やかにトンズラをこいた黒歴史ですよね。

そんなY150の塩事業の中に、こんな企画が混じっていて驚きました。

名古屋のダチと、どっちの地元スパゲティが旨いかって口論になったので、オレら料理勝負しまっス! みんな、tvkニュースハーバーまで観に来てネ!(有料)

はぁ? そんなん、自宅で勝手にやっとけよって話じゃん?

それがどういうわけか、助成金をゲット。中区の後援に大手企業のタイアップまでついて「横浜ブランド争奪戦 スパゲティナポリタン頂上対決!」というY150市民創発事業として、盛大に開催されてしまったのです。

いやいや、素人2人が料理するだけだぞ!? こんな税金の無駄遣いは見たことないわな!

もちろん、これには裏がありました。市の役人やまちづくりの面々が、仮装で仕立てた小芝居だったという顛末です。

実際のところ、市民はスッカスカな開国博にドン引きしていたのですから、”市民が自発的に盛り上がったY150 の成功例” なぞ出てくるはずもなく、運営側もそりゃあ必死だったのでしょうね。

やはり、登録市民が0.08%にも達しなかった横浜地域SNSが、さも盛況風な粉飾も兼ねたダブル役満のやらせイベントでした。

小さな嘘に対して抵抗が無い、ナポリタン学会の性格はすでにここから始まっています。

B-1 なんぼのもんじゃい!

時はまさにご当地B級グルメのブーム到来を告げていました。県下でも厚木シロコロが「B-1グランプリ」に優勝して、PR効果が炭火にあぶられてパンパンに膨れていた頃のお話です。

そのイメージとは裏腹に、地元食の文化に乏しい横浜においては、老舗ホテルを発祥の地として、全国の食卓にも浸透しているナポリタンは、街おこしの貴重な武器となりうるもの。

このままてっぺんまで駆け上がるぞいということで、件の頂上対決実行委員会の面々がその後の活動母体として設立したのが「日本ナポリタン学会」なのです。

ここまでは既定路線のプロレスでした。

件の料理対決の罰ゲームとして、敗者の名古屋に「この盛り上がりをここで終わらせず、継続発展すること」 が課せられ、名古屋嬢がナポリタン学会設立を宣言。そして、勝者の横浜兄が会長に祭り上げられるという、今読んでも意味不明な筋書き。

そんな経緯で設立された学会は、無垢な市民活動を装う裏で、やり手の市職員が糸を引き、NPOや横浜街づくりクラスタの面子、ほの甘い匂いに集まった地元メディア、イベント屋、ウェブ屋等がずらりと会員に名を連ねます。界隈的には一式揃った船出となりました。

もはや、横浜ナポリタン愛好会なんてチンケなもんじゃねぇ!  俺たちは日本ナポリタン学会だ!

日本ナポリタン学会の歩み

通常、この手の団体は、飲食店や商工関係の人々が音頭を取って運営されますよね。実際に自分たちの商売に直結するからこそ、活動に本気の厚みが出てくるのです。

しかし、ナポリタン学会は役人がブレインとなって立ち上げたため 「あくまで非営利」「市民活動として」「地域活性の理念が」 などと能書きをこねくり回す中で、実際に横浜でナポリタンを提供する飲食店との連携に踏み込めず、せいぜい、区民祭りに小さな屋台を出す程度の広報活動しか出来ませんでした。

当初纏っていたお役所臭さ、商業主義への反発が、その後の活動展開を狭めます。

いきなりの停滞と迷走

会員に名を連ねた御歴々も、自ら汗を流すような関与をせず、大風呂敷を広げて設立したナポリタン学会の活動は、いきなり停滞します。

実のところ、皆が横浜というブランドに軽くぶら下がっただけで、ナポリタンそのものを愛する人間なんて、一人もいない集団だったんじゃないかと推察します。

当然、学会員にはナポリタンを食べ歩く習慣すら無く、横浜市内の主だったナポリタンを紹介するという、最初手のミッションすら、形にすることは出来ませんでした。

その後も、ナポリタンの出来ばえではなく逸話を審査するという謎のお料理コンテスト大コケ邦画とのタイアップ。誰も聴いていない地域FMのDJなど、本筋を外しまくった活動しかできないナポリタン学会。地場野菜の小松菜を散らせば、ハイッ横浜ナポリタンの出来上がり!という安易もやらかしましたね。

活動といっても、そんな低調子なので、もはや我々の元には風の噂すら届かず、完全閉店感も漂ったナポリタン学会・オブ・ザ・デッド。

この後、彼らが起死回生の一打を得ることを誰が予想できたでしょうか?

ナポリに殴り込み、逆転大勝利!?

契機は2012年。イタリアで開催されるナポリコミコンへの出店です。 

本場ナポリには存在しないスパゲティ・ナポリタンに接し、現地のイタリア人はどういう反応をするのか? お義理でも「おいしい」と言ってくれるのか? 

これはたしかにメディアキャッチーなネタになりました。

実際は、うさんくせぇクールジャパン界隈にかつがれ、手弁当で渡伊させられた挙げ句に、都合よくシャブられたのが真相でしょう。

でも、我らがナポリタン学会も手ぶらは帰ってきませんでしたよ。現地でグッダグダなナポリタンを200食配布して、伊ヲタクの日本文化への憧れを曇らせただけでなく、中の人のツテで、互いの市長をも巻き込んだ表敬訪問までセッティング!

このニュースは「やめとけよ……」という生温かな反応とともに、たちまち日本全国を駆け巡り、日本ナポリタン学会の知名度は飛躍的に上昇したのです。

ここから学会の本格的な巻き返しが始まるのか!?

しかし、奮気したのは会長1人でした。

何をたそがれたのか、レンタルカフェで週末ナポリタン店を開店。しかも、オススメ品は名古屋の鉄板ナポリタンっていうのがさ。もはや横浜もへったくれもない左証なのでした。

まぁおいしかったのですけどね。ナポリタンケーキ以外はな!

主な活動は取材対応という、まばゆき黄金時代

井土ヶ谷で一人鍋を振るう会長。

もはや学会に設立当初の熱はなく、多くのメンバーが脱落したのでしょう。

しかし、まわる時代が今日は倒れた旅人たちを生まれ変わらせる風を吹かせます。

ちょうど首都圏で炒めスパゲティがブームになりつつある頃でした。「ジャポネ」など東京ローカルのロメスパが再評価される中で、「パンチョ」等の新興店の拡大、さらに昭和回顧の機運まで重なり、懐かしのスパゲティナポリタンへ、突如、日の光が当たるようになったのです。

雑誌やテレビでナポリタン特集が組まれることも増えました。その際にコメントを頼める識者といえば… 

ナポリっ子にナポリタンを食らわせた伝説を持つ日本ナポリタン学会様しか存在しないのです! なにせ日本で唯一のナポリタン団体ですからね。とにかく名乗ったもん勝ちという世界です。

毎度求められるのは、定型のコピペで済むような、本題に添えるためのパセリ程度のコメントでしたが、取材依頼が殺到した結果、日本ナポリタン学会の活動はメディア対応一色に変貌してゆきます。

もっとも、先に述べたように、街おこしや市民活動を行う目的で設立された団体であり、ナポリタンについてはさしたる情報もなく、ろくな研究もしていなかったのですから、語るべき話なぞ、小さなポッケを逆さにしたとして、ビスケットカスほども出てこないのです。

結果、ひたすら繰り返されるニューグランド発祥説、虚飾混じりの団体設立ネタ、ナポリの土産話に、会長のお店の宣伝……

”ヨコハマの成り立ちを象徴するブランドの顕在化” や “日本人のプライド形成” 地元の街や飲食店を盛り上げるという当初の目的はいったいどこのアドリア海へと消えてしまったんでしょうか? 紅い豚の幻影とともに時には昔のテロリストの話をしようぜという歌が聞こえますな。

あー忙し! 今日も取材、取材で引っ張りだこだぜ。

NHKとか、全国紙とか、一流どころにも認められちゃって、オレらスッゲー活動しちゃってるわ。

つか、このナポリタンブームを牽引してるのって、実はオレなんじゃん?

この頃は、さぞ鼻も高々だったのでしょう。

挙げ句、喫茶店減少の煽りで街から姿を消していくナポリタンを救うために学会が設立され、ほら?ナポリとか?行っちゃてさ? 俺らの国境を越えたPR活動のおかげでナポの存在感は超回復! インスパイアされた企業が大イベントをやってくれちゃったりもして、スゲー事になった結果、今のナポリタンフィーバーが形作られましたってなふうに膨張した話をドヤ顔で語っているんだそうな。

すげーな! 日本ナポリタン学会って!

学会よ、どこへ行く

日本ナポリタン学会は、先ごろ、全国の地方新聞社と共同通信社が設けた「第4回地域再生大賞」の優秀賞を受賞されたようです。

おめでとう、いったい何を再生したのか分かりませんが、おめでとう。エントリーしたら自動的にもらえる優秀賞、おめでとう。推薦人は神奈川新聞社勤務の学会メンバーかな? おめでとう。

ブームに寄生して、中身を伴わぬまま、権威が膨れ上がったバブリシャス。

こうして振り返ってみると、彼らの活動が、ナポリタンや横浜のためになったのかは大いに疑問です。ただただ、ホテルの販促に乗っかり、会長らの露出を増やしただけに終わった気がします。

いったい何をやっているのかと呆れます。大切なのは、脚光を浴びることそれ自体ではありません。その下で何を伝えるかです。

学会はメディア取材を通じて、ナポリタンや横浜の秘めたる歴史や魅力を正しく語ることができたのでしょうか? そのために必要な研究を怠ってきたのではありませんか?

真の愛好家ならば、日々に活動を通して自然と見識が磨かれるものです。つまるところ、ナポリタン学会の根幹には愛が無いということが見透かされるのです。

当初は、ナポリタン好きに広く門戸を開き、市民をサポーターに活動を大きくしていきたいと夢を語っていた学会も、心無いネットの民が振るうフライパンの上でじゅうじゅう焼かれて、近頃はすっかり人間不信になったご様子。

年中募集中だった会員は、知人か、メンバーの面接を通った人だけ。初期メンは免除してる会費も、しっかり払ってねってな具合に落ち着いたようなので、この先、団体が健全に成長することは無いだろうと思っています。

閑話休題

以上の文を5年ほど前に書いていたのです、実は。

でも、書き上げてスッキリしちゃったし、相手にするのもバカらしく思えて、結局、公開はしなかったのよ。

その後、ナポリタンブームの沈静化とともに、彼らの姿を目にすることもだいぶ少なくなりました。それでも、露出が途絶えたわけではありません。テキトーな活動は存在らしく、様々な矛盾を孕んだまま、面の皮はどんどん厚くなるばかり。

やはり公開をして釘を差しておかねばなと、考え直した経緯なのです。

もう少しお付き合いくださいませ。

日本ナポリタン学会認定店が意味不明

メディアへ雑なコメントを寄せる他、学会活動の大きな柱となっているのが、日本ナポリタン学会認定店及び認定商品の選定です。

2021年5月現在までの11年余で、累計31の店舗や商品が認定を受けているのですが、1年につき3点もピックアップされていないのは、超厳選なのか? 超怠惰なのか? これはしょぼいリストを見れば一目瞭然でしょう。

問題は基準が明確に示されていないことです。

象徴的なのが、認定第1号店の事例。真偽はともかく発祥説を持つ「ホテルニューグランド」や「センターグリル」ではなく、他の歴史ある数多のお店をもハビエル・ ソトマヨル選手のごとく飛び越して、当時無名の「都筑亭」が輝きました。

え? それってどこのお店? 

誰もがそう思ったことでしょう。もしかしたら、すごく横浜らしくて、すごくおいしいナポリタンのお店なのかもしれませんし、単に幹部んちの近所の馴染店なのかもしれません。時折、名古屋なり都筑なりが文脈を無視してねじ込まれることがあります。

ともあれ、栄えある学会認定は、指針を示すべき出足から、いきなり躓いているのです。

それにさぁ、1万数千の飲食店が軒を連ねる横浜市で、31番目に選ぶナポリタンが「ぼてじゅう」ってさ、さすがにどうなのよって思いませんか?

岩井のラー油ちょろり添えるだけで「どやっ、横浜鉄板ナポリタンの完成やで!」ってコンサルについても、アホちゃうかと呆れます。

とりあえず、オファーはおいしかったのでしょうね。

ポリシーを家に置き忘れたまま旅に出て10余年

市内で同じくナポリタンを提供していても、選ばれるお店と選ばれないお店を分かつのは何か?

リストには味も歴史もへったくれもないお店も混じっているので、ここでいかなる認定が行われているのかが、外部からさっぱり読み取れないのです。

仮に横浜らしいナポリタンのお店を選ぶとするならば、そもそも横浜らしいナポリタンとはどういうものなのか、優れたナポリタンとはどういうものなのかという、定義や基準を固め、それを正しく評価しなくてはなりません。

しかし、日本ナポリタン学会自体が、極めて場当たり的な団体のため、そうした根幹部分がまるっと存在しないのです。

当初の大風呂敷や、歪んだ公平性の残滓でしょうか。いかなるものであれ、縁あるものをすべて受け入れられるよう、あえてあやふやにしている事情があるのかもしれません。

ただ、何でもありは、何でもないということです。

やはり、研究対象に対して、真摯に向き合っていない左証だと思います。問いに対し諸説あると逃げるのも楽ですが、諸説を削ぎ落として、最も有力なものを示すのが専門家の知見でしょう。

いやいや、そんな事、期待されても困りますわ。ワテら仲間内でやっている愛好会が、どの店を応援しようが勝手やし、活動がテキトーでもかまへんやんけという声もあるでしょう。

それならば、今後は立場をわきまえ、横浜やナポリタンを背負った発信なぞしないでほしいのです。ただただ迷惑だからね。

もっとも、一番悪いのは、そんなヤツらに発言の機会を与えてきたメディアなのかもしれませんけれど。

日本ナポリタン学会はすみやかに以下を明らかにしてください!

結局、誰のため、どんな目的で活動をするのかという原点に戻ります。

これまでの日本ナポリタン学会の活動は、地域やファンに誠実であったと胸を張ることができるのでしょうか? 

いくら非営利の活動であっても、根拠の薄い発祥説をそうと知りつつ吹聴するのは問題があると思いますし、新妻料理のようにさじ加減がブレブレな認定制度も、利用者目線で参考になるかは疑問です。

☆日本ナポリタン学会のミッション
横浜の「ホテルニューグランド」で誕生し、全国に伝播した「ナポリタン」を、戦後日本の復興・発展を象徴する貴重な食文化として再認識、フェニックスシティ・ヨコハマの成り立ちを象徴する、誇るべき「ブランド」として顕在化することで、横浜市民のみならず、元気を失いかけている日本人の「プライド」形成に寄与し、横浜から元気な日本をつくっていくことを目指します。

☆日本ナポリタン学会のビジョン
横浜が、懐かしくもおいしいナポリタンを、いつでも気軽に楽しめるまちになるよう、様々な事業を行います。まず横浜におけるナポリタンに関する貴重なレシピを、その時代背景やエピソードとともに収集し、研究します。また、それを広く発信していくとともに、「ポスト開港150周年記念事業」としてナポリタンを軸とした、来客促進、関連商品開発・販促など、啓蒙、普及事業を行い、地域経済振興へ繋げていきます。

http://naporitan.org/?page_id=9

上記はHPに掲げられた学会のミッションとビジョンです。

日本ナポリタン学会所属の先生方には、これまで12年間の研究成果として、改めて次の点を明確に示してほしいなと思う次第です。

  1. 学会が掲げる ”ナポリタン” の定義
  2. 諸説の中からスパゲティ・ナポリタンの発祥を「ホテルニューグランド」とする根拠
  3. スパゲティ・ナポリタンが横浜から全国へ伝播した経路
  4. 横浜におけるナポリタンのレシピ、その時代背景やエピソード等、研究成果の発表はいつになのか
  5. 「横浜らしい食文化はナポリタンにもある!!」とはどういうことか
  6. 学会認定店及び認定商品の認定基準とその選考過程
  7. 横浜のみんなに謝っておこうかなと反省すること
  8. 会長のラグランシャツの袖の色はなぜ青なのか(そこは緑だろ!)

かしこ

コメント一覧

  1. ナポリタン学会への偏った愛情がよく分かる、素敵な記事でした。
    これからも、仲良く喧嘩してくださいませ。

  2. >tomoさん
    ぜひ、偏りの無いご意見を賜りたく。
    バランス調整いただければ助かります。

  3. 突然すみません…米軍では第2次大戦中に携行食料として缶詰のトマトソーススパゲッティを採用しているので戦後に横浜でケチャップ云々説は間違っていたのではないかと思っております。
    因みにそれは今でもChef Boyardeeブランドで広く売られていますが、粗末っちゃ粗末な食べ物ではあります。

  4. >なぽちゃんさん
    スパゲティ缶由来かも? みたいな話もありましたね。

    一方、缶詰とは別に、乾燥パスタが物資として入ってきたことには違和感を感じません。
    前線では、水に事欠く的な逸話も聞きますが、後方の食堂ならば、十分扱えたのではないでしょうか。

    ニューグランドの話に ”茹でたスパゲッティに塩、胡椒で味付けをし、トマトケチャップを和えた物” とありましたが、
    単なるケチャップスパゲティというのではなく、塩胡椒という省いてもいいような過程の描写を挟んでいることに、リアリティを感じます。これについては、実際に、そういう光景があったのかなと。

    ただ、米軍としては、現場でどんな調理をすると想定してスパゲティを送っていたのかは気になりますね。
    別途、ソースとなる缶詰でも送っていたのでしょうか? そうすると、なぜケチャップで和えたのかが分かりません。

  5. こんにちは〜
    ナポリタン、学会は知らないんですが横浜で郷土料理のように根付いているものでは無いですねぇ
    城と外食は横浜の三大根付いてない文化だと個人的には捉えています。

    今ググってみたら、米軍食のマニュアルについて触れているYouTube動画がありました(概要欄に記載)
    実戦の非常食とはまた違う扱いのような気がしました。長期滞在向けな?

    https://youtu.be/CeI65s0AS2A

  6. 横浜のはしっこのカッペ連中には愛着無いのかもしれんけど、関内・桜木町あたりでは昔から根付いてるよ。

  7. ウチは旧横浜駅界隈のかっぺなので魚以外には疎いかもしれません〜

  8. >mameさん
    なるほど。こういうレシピが残っているということは、少なくとも進駐軍施設の食事では、それなりのスパゲティが調理されていたと考えられますね。

    アメ軍食がとにかくヒドかったから、うちでまともなものを作ってやったんだ的なニュアンスは揺らぎますか。

    ケチャップ和えスパが正規の食事では無かったとして、ホテルに滞在している軍関係者が夜食にという場面ならば、それはどこで誰が調理したものか? もし厨房に依頼がされたのなら、もうちょいマシなものを出しただろうし、いつどこで目撃された光景なのか?

    それっきゃ食うものがないのなら分かりますが、簡易なものというのなら、サンドイッチ的なものの方が手軽だし、本当に流行っていたものなのかとも疑ってしまいますね。

  9. >匿名さん
    家系ラーメンを例にすると、わかりやすいと思います。
    今では全国の提供店が広がっていますが、それでも、横浜市内のお店のクオリティ、店舗密度、家系食の習慣はよそに比べて濃厚といえますよね。

    地元で特に愛され、育まれて、やがてその評判が全国に広がる過程を考えると、発祥の爆心地たる関内が、例えば新橋あたりと比べて、ナポリタンの提供店がやたら多いとか、みんなめっちゃナポリタン食ってるとかの差異は見られません。横浜のナポリタンはニューグランド式が多いということならば面白いのですが、そういうわけでもないでしょ?

    センターグリルですら、ナポリタンを推し出し始めたのは近年ですし、少なくとも特別な意識はされてなかったのだと考えます。

    単にオレの若い頃からメニューにあったよという話ではありません。

  10. >mameさん
    神奈川宿マウントか!

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