消去法だと誰も残らない横浜市長選挙

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かつて無いほど、有力候補が乱立している横浜市長選挙。

事前の予想では小此木候補有利だった戦況も、直近では山中候補が頭一つ抜けたような報がありました。IRについては軒並み反対でもはや争点にはならず、感染拡大の危機感からコロナ対策への期待が高まった結果なのでしょう。

私の周辺で聞いてみると「今回ばかりは誰に入れれば良いのか分からない」と頭を悩ませている市民が多いようです。私自身も決めかねておりますよ。もちろん良い候補が多くて選べないのではなく、誰にも入れたくない方向での悩みです。

皆さんはいかがでしょうか?

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山中候補

コロナ下だからと医学部教授を連れてきた江田氏の戦略は、医療以外にも多くの職責を担う市長職を舐め過ぎだし、有権者もそんなに軽薄じゃないぞと呆れて聞いていたのです。

ところがどっこい。これが女性層や無党派層へバッチリつき刺さっているようで、政治の世界は怖いなと感じます。

どんなにスガが憎くとも、この非常時を野党には任せられないという全国の政党支持率とは裏腹に、前線でコロナ対応を行う自治体首長については、立憲&共産&利権のドンが擁立する政治未経験者に委ねようとしている横浜市民。この先4年間、本当にそれで良いのかと心配になります。

やけに目つきが険しい山中候補は、若いし、イケメンだし、教授職のインテリジェンスな後光も纏っております。ただ ”コロナの専門家”を自称することで、臨床医か、医学、疫学の研究者なのだと勘違いしている支持者も多いんじゃないかと推測します。

実のところ、彼の掲げるコロナ対策の中心は、いつかどこかで聞いた「いつでもどこでも」PCR検査等、検査の拡充で分析データを収集しようとするもので、本当は何の専門家だったのか、馬脚が見えるのです。

市長に求められるのはデータの先の判断。特に感染が大爆発している今は、目の前の危機にどう対処するかが求められるフェーズだと思います。これからデータを集めて考えようでは遅いのです。

実際、市大の医療現場からの提言的なものも見られませんし、すでに蓄積されたデータから、政策や改善を組み立てられなかった点からも、実はコロナ医療への関与の薄い人なのではないかと感じます。

そもそも後ろ盾として手を組んだ立憲のコロナ政策を専門家としてどう評価しているのか、パチンコに触れないギャンブル反対はデータサイエンス的に意味があるのか等、専門分野についてすら、不誠実な印象を受けます。

まさか老人パスをタダにしたくて出馬してきたわけではないはずなので、その他のバラマキ政策もおそらく党が用意したものを丸呑みした形でしょう。結局、彼自身に、市長になりたい以外にどんな志があるのかが見えません。

このまま当選後も赤黒い操り人形となってしまうのか、ねじれた市議会を上手く対処できるのか。コロナ対策に期待して、短絡的な選択をすると痛い目を見せてくれそうな候補です。

小此木候補

強い地盤を持つ政治家一家の3代目。今回は閣僚の職を辞しての出馬ということで、それなりの覚悟を感じます。思い切ったなと多くの市民が驚きました。

ただ、準備不足のせいか、政策はペラッペラで具体化されていません。とりあえず、防災大臣の経験があるから「防災に強い街」とか、菅総理が力を入れている「脱炭素」をやってみますとか。横浜で生まれ育ち、政治の裏表を知り、衆院を8期も務めた上で、地元に提案できる政策はこれしかないのかと脱力しますよね。今更 ”声を聞く” のも遅すぎますよ。

振り返ってみれば、菅氏と違い、キャリアの割に目立った活躍は聞こえてこない方でした。もしかしたら、適職ではなく、ご本人もこれを最後の花道にして引退したいと思っているのかもしれません。

昨今では小此木ブランドの効力もだいぶ老化しているので、与党自民党の候補であるという以外に、選挙では思ったほどのアドバンテージを得られていない様子です。

今回は世論に日和って、IR反対派に転ずるという大きな賭けに出ましたが、「従来の立場はどこに消えたんだ」「どうせ嘘なんだろ」と、この方針を誰も信用もしていない点で、反対派を切り崩す目論見以上に、従来の支持層を失っています。

また、本来は武器になるはずの国や総理との強力なパイプが、コロナ感染拡大のとばっちりによって、むしろ足を引っ張っています。ちなみに三男なのに八郎と雑に名付けたのはハマのドンで、実家もギトギトの港湾一派となります。もちろん、癒着にメスをいれることはできるはずもなく、市政では悪い意味での現状維持しか期待できないのかもしれません。

林候補

前回、余裕で勝てる選挙において「IRは白紙」と日和ってしまったがために、すっかり信を失い、IR問題もここまで大きくこじれてしまいました。

この12年間の目に見える成果としては、MMへの企業誘致などが挙げられますが、一方で待機児童のインチキ、ハマ弁、市庁舎等の巨額支出等、着実にやらかしてもいます。

かつての六大事業がほぼ完成する中、次代の布石として、ソフト面の強化や文化芸術事業を押し出してもいますが、その場限りの金を撒いているだけで、成果が街に蓄積しているように感じられません。身の丈に合わぬオペラ座建設等も含め、スノッブ気取りはもうたくさんだと思っている市民も多いと思います。

自治体でのコロナ対策については、DP号以来取り組んできた現職なので、山中氏含めた候補の中では最も知見があります。石橋を叩きすぎるワクチン接種計画や、今後個別接種を重点化する効率の悪さが気になりますが、医療体制についてはかろうじて持ちこたえており、一定の評価はできるでしょう。本来、このような局面で、指揮者を新任にすげ替えるのは不適切なのかもしれません。

今回の選挙では組織だったバックアップを失ったせいで、露出において、だいぶ弱くなっている印象です。タイマンで戦えば多くに負ける現職女性候補が、大混戦のバトルロワイヤルの末に、気がつくと最後にシレッと立っている姿を予想していたのですが、戦いが始まってみれば、とにかく元気がありません。

政令市の中では最高齢の市長だったようですし、政策もとっくに出がらしですので、もういい加減、休まれた方が良いのかと思います。

その他候補

田中候補については、独特なキャラクターとは裏腹に、カジノやコロナ以外の政策もケアしているように見えます。でも、なんでまた突然、横浜市長なのか? 自分の地元ではなく、どこか遠くで変な事やってる人でいてほしいです。

松沢候補については、神奈川県知事を途中で放り投げて東京に向かった時点で、どの面下げてな印象です。カジノ反対にしても、維新的には大阪に作りたいんでしょ的なアレですし。期待はできない反面、大きく外すこともないのかなとも思います。ちなみに山下ふ頭が英語テーマパークになったら絶望で寝込みますけど。

コメント一覧

  1. どの候補者見ても「突然出てきた人」感が強くて、結局はその人よりも「後ろにいる人」が判断基準に自分はなりそうです。となると林さんに入れる可能性が高いです・・・でも見た目の覇気のなさがなんとも。年齢的には仕方がないですが。

    あとIR反対の人は経済のこともちゃんと話して欲しいですね。

  2. 候補者の数だけは多いのに全然選べなくて困っていることを言語化してもらった感じです。
    困ったなあ…、と思っているのですが投票日は迫ってくるし日常はひたひたと切迫しているしで。

    おばあさんの人は瀬谷の方でイベントを計画しているようで、昔横浜博で大借金を作った人を彷彿させました。だめだめ。

    しかしほんと困りましたね。

  3. 良く見ておられるのですね。参考になります。
    因みに某教授はとんでもないパワハラ野郎のようですね。

    しかしほーんとに、だっれもいないですね、
    票入れたい候補が。

  4. >ゆうこざるさん
    園芸博自体はもう遅いですが、開発案が全く定まらないうちから、2.8kmに700億もかけるという新交通システムに着手するのは勘弁してほしいですよね。

  5. >のりりさん
    パワハラについてはなんともいえませんが、”コロナの専門家” が、この状況で本業ほっぽり投げて、選挙活動している時点で、疑問を抱かざるをえません。

  6. で、だれにいれたんだい?

  7. >鰤王さん
    HNが汚いよ。
    投票先はあえて明かしませんが、山中には入れなかったよ。

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