金沢・片町の「グリルオーツカ」でハントンライス、タンバルライス

飲み屋街にある洋食屋さん。

香林坊と犀川に挟まれたこのエリアは金沢最大の飲酒街なんだそうですよ。

こちらのお店はメイン通りから一本外れているため、周囲はだいぶひっそりとしている印象です。古い店頭から溢れる頼りなげな光が、なんかそれっぽい情感を醸していますね。

店内は気さくに年を重ねた昭和のお店って感じ。お客さんはそれなりに入っておりますが、ギラギラな観光店というような雰囲気ではなく、地元の人も普通に通っている中へお邪魔する感じかな。

メニューは洋食どストライク。ただ、大衆キッチンではなく、古のフレンチをバックボーンにしているような様子でしたね。

金沢に来たからには食べておかねばならぬだろう、ハントンライスです。

いや、正直言うと、特に食べたい気はしてなかったのだけど、来てしまったので、食べてしまった的な消極的姿勢です。

ハントンライス。とんかつがちょっとしか乗ってないような半人前のイメージですが、実のところ、語源はハンガリーのハン、マグロのトン(仏語)なんだそうですよ。実際、ハンガリー味なんて微塵もないけど、そう言われるとなんか生意気だよね!?

どんなものかというと、薄焼き卵を乗せたケチャップライスに魚と小エビのフライをトッピングして、ケチャップとタルタルソースをかけたもの。つまり、オムライスの豪華版なのかな?という期待は見事に裏切られるのです。

量だけはむっちゃ多いのよ。でも、ご飯に具がないからすぐに飽きるの。自家製のタルタルは酸味もアクセントもないまろやか要因で、お味は主にケチャップからです。エビや魚の揚げ物が不可欠な構成要素なのかも疑問だし、なんか微妙で、たしかに石川ローカルから外界へは出てこないだろう一品だな。

ちなみに隣の席に兄ちゃんが普通のオムライス食ってたけど、そっちの方がぷっくり焼けていてウマそうだったわ。

ドリア風タンバルライスです。

こちらはやはり仏語の型を意味するタンバルからネーミングされたのだとか。なんだろうなと思ったら、まんまドリアでした。

普通、ドリアやグラタンて、小さな皿に薄っすら盛られて、クソォ!足りねーよ! なんて思いつつ、食べてみると結構お腹いっぱいになっちゃう侮り無用のヘビーフードですよね。

さっきのハントンも写真の見た目以上に大盛りで作ってくれましたが、このドリアも皿が深いのよ!すんげーボリュームなのです。

お味はシンプルですが、あさりなどの出汁が 出て、そこそこかな。ただ、ベースは やはり控えめな調味なので、終盤は確実に飽きてきます。

この味気なさは、調理になにか落ち度があるわけではなく、真面目な古さみたいなものなのかもしれません。