京都・神宮丸太町の「京華堂 利保」で濤々

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二条通りにある明治創業の御菓子司。

こちらは武者小路千家との関わりの深いお店なんだって。

茶道の表千家と裏千家って何が違うのかな?と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

一般的には武者小路千家も合わせて、三千家とも称されますが、千利休の娘婿の、さらに孫の代の兄弟が、それぞれ独立して、一家を立てたという経緯です。

作法も流派によって細かく異なるわけですが、お茶を楽しむ過程において大差はなく、柳生と裏柳生的な山田フータリズムに欠けるのは残念でもありますよね。裏は茶に混ぜて毒を飲ませてほしいとこよ。

さておき「京華堂」です。何度か、こちらの美味しいお菓子をいただく機会があり、一度、寄ってみたいなと思っていたのよ。たださ、ここらって、観光的なついでが何も無ぇエリアだから、なかなか足を運ぶ機会がありませんでした。

お店は老舗らしいどっしりとした構え。声をかけると奥さんが対応してくれるのですが、家族経営的なこじんまりも感じます。

生菓子は注文制なんだろうね。店頭に常時並ぶ商品は、麩焼きなど、日持ちをするものを中心にせいぜい5、6種類。やはり、観光で立ち寄って楽しいお店ではないかもです。

看板銘菓の濤々は武者小路千家の十三世家元の助言を受け完成させたものだそうです。

麩焼きに白い渦んの一筆が力強い! この姿からして、ただもんじゃないっすわ。

なお、このお品は注文後に餡を挟んで、仕立ててくれるのです。つまり、なる早で食べたほうが良いってことよね。そういう勅使を受けたということで、鴨川沿いで早速かぶりつくデブ野点。

これが、また、美味しいの!!!

枯れ味漂う麩焼き皮は香ばしく、噛むとザックリな歯ざわりが返ってきて、これは軟弱ではない。この食感と風味だけでただならぬファーストインプレッションがあります。

そして餡よ。ゆるみ無く、骨太な存在感。この複雑な味わいとコクは中に大徳寺納豆が練り込まれているからなんだけど、これみよがしには主張しない絶妙な加減。

やはり、このバランス感覚は一朝一夕のものではないなと思います。

この一枚にどっしりとした食べごたえもあり、まさに傑作の茶菓だと思います。 

我々に馴染みが深いのは、こちらのしぐれ傘の方でしょうかね。

パックされて、比較的日持ちしますから、京都のデパートや駅だけでなく、横高なんかにも入荷していることがありますよ。

上から見ると、傘を広げた形。

12等分にカットすると、こんな感じで傘を閉じた形になるのが面白きとこ。

ちゃんと細い黒文字を添えてくれ、刺すと傘の柄に見立てることができます。

どら焼きというか、シベリアというか。しっかり焼きのカステラ皮で、ぷりっとした羊羹を挟んだもの。すっとした羊羹の味わいが、やはり上品です。

そういえばさ。趣味どきで、ターゲットがブレブレな武者小路千家の番組やってるけど、まぁ茶道世界のいやらししい部分が垣間見えてたまりませんな。濤々を噛み締めつつ、己が原点を見直したほうがええと思うで。

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