駿府の旅で太ってきました

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シケたオジサンの一人旅シリーズ。

今回は静岡市にやってきました!

静岡駅にも初めて降りますね。

新幹線の車窓から「何ぞ栄えた駅前だな。もう浜松かな?」「…いや、静岡だったか」という程度の認知しかなかったからな。

……いや、めっちゃ都会じゃんか。

皆さんは静岡市に対して、どんなイメージがありますか?

県の中央に位置する県庁所在地で、人口68万余となる政令指定都市。

眼前に広がるのは豊かな駿河湾。茶畑の向こうに富士を望み、各種製造業も盛んという静岡県ベタの他に、いったいどんな魅力がある街なのかは、イマイチよく知らんのよね!

県名とかぶる関係で、静岡と検索しても、県下全域の情報になってしまう罠もあるし。

しかし、駿府城下を基盤とした街なのだと知り、俄然興味が湧いてきました。

今川文化を花開かせた名家の館であり、その後は徳川家康が再開発して大御所政治の拠点ともなった城じゃんか。

私の旅は、もちろんローカルフードが目当てなのですが、現在もそれなりの都市として賑わっていることに加え、かつて城下町や大きな宿場町であった歴史も食を育む重要な要素だと感じます。その文化は意外と今の時代にも受け継がれているもので、散策中に面白いものに出会う密度が全然違います。

ちなみに、家光との家督争いに破れ、後に自害する駿河大納言忠長卿の忘れ形見が、松平長七郎であり、天下ご免な江戸日記なのです。二刀流がかっこいいやつ。

…くっそぉ、また無駄にYouTubeを観てしまって、記事書きが進まねぇ!!

駅前にドーンそびえるのは、静岡市美術館も入居する葵タワー。

この命名。龍が如くのラストダンジョンにされそうな威容です。

天守閣を模した社長室。ヘリポートが葵の御紋だったり、屋上から蹴り落とされる感じの絵面よね。

また、我ら横浜市民には馴染みが薄き、青い「マツザカヤ」 がありました。

”東海随一の実用百貨店” を謳い、もう少しで開店90周年となる歴史あるデパートです。

静岡は駅前のコンパクトな範囲に、繁華街に必要なほぼ全てが揃っている街といえます。

近年はいずれも規模を縮小させているようですが、パルコ、モディ、東急スクエア

なんと伊勢丹まであるのです!

さらに静岡鉄道のターミナル、新静岡駅が「新静岡セノバ」として豪華に再建。ここにはシネコンなども入っており、万全の構え。

しかし、静鉄ってば、JRと丸かぶりな約11kmしか運行していないのに、いったいどこにそんな収益があったのか。これもかぼちゃの馬車の一つなのか、謎なのです。

そうした商業施設だけではありません。

駿府時代から商家が建ち並んでいたという呉服町通りには、現役の商店街が営業中。

ここらをブラブラと散策するだけでも、けっこう楽しめるのよ。

大手チェーンに染まった画一風景ではなく、ご当地らしい古いお店も残っているのが良いところ。

また、ちょっと裏に入れば、木工や染、塗などの伝統産業的な担い手の気配も感じます。

ところで、練り物や干物のお店で売られている、名物の ”白魚干” とは何なのか? 

タタミイワシなの??

首都圏のデパートでも名前を見かけるようなお茶屋さんやわさび漬けの本店。

青山ぶっている「キルフェボン」も、実は静岡発のお店だから、みんな騙されるな!

あと、近くに「駿河屋」の本店もあるのでヲタカツにも不足はありませんね。

國の登録有形文化財である静岡市役所静岡庁舎本館。

このかっこいいドームは ”あおい塔” と呼ばれているようです。

そして、お堀を挟んで、やはり登録有形文化財たる静岡県庁舎がドシーン。

て、お前ら、すぐお向かいに建ってるんじゃんか!!

来るべき東海地震に対し、防災への取組みをことさら強力に進めてきた静岡県ですよ。

実際の災害に際し、知事と市長の仲が犬と猿ほどに悪く、ずっと待ってたけど連絡が無かったとか、電話番号を知らんから上手く連携できなかったなどという寝言でもって、備えもクソもない後手に回ることになるとは想像だにしなかったでしょうね。

県民や市民が自ら選んだ結果とはいえ、誰をトップに頂くかについては、決して軽んじてはいけないなと徳川家臣団も草葉の陰で泣いていることでしょう。

ちなみに徳川家康は関ケ原で暗殺され、影武者に入れ替わっており、駿府城を拠点に秀忠と暗闘することになるのが、大御所政治の真実です。だって、隆慶一郎がそう書いていたもん!

街の中心にあるのが駿府城公園。

かつての本丸と二の丸の城跡に整備された気持ちのいい公園ですよ。

いわゆるお城的なものは、秀忠の陰謀による放火に始まり? 火災や地震、紆余曲折の歴史を経て、お堀の他はロクに残っていないのが寂しいところ。

でも、現代になって、一部の櫓や門が再建され、資料館等になっております。

大江戸ゲイカップルである弥次さん喜多さんと写真も撮れますし、来年には「静岡市歴史博物館」もオープンしますから、歴史探訪は十分に可能です。

天守跡は、現在発掘調査中。

家康が江戸移封前に住んでいた頃と、大御所になって戻ってきた頃の天守跡がそれぞれ確認されているようです。

JRに難癖つけた金でもって、天守が再現されれば、駿府観光にとっては大きなインパクトになるでしょうね。

こちらは静岡浅間神社へと続く浅間通り商店街。

シャムに渡った山田長政にちなみ「日・タイ友好 長政まつり」が行われるんだって。

こちらまでくると、駅前の商業圏とは異なり、だいぶスローな営業風景になりますが

味のあるお店が点在しており、まだまだ旅の散策が楽しめます。

そして、すげー立派な造りの神社がありました。

家康がゆかりの社として、歴代将軍にも手厚く庇護されてきたんだそうな。ちょうど次のNHK大河ドラマが家康の話らしく、境内の資料館を大河ドラマ館としてバッチ改築中。

ちなみに、この裏山が忠長卿ご乱行の逸話のある賤機山。

「ほう、奇っ怪な。賤機の猿らは人語を発するか」「おのれぇ、忠長、お命頂戴!!」

後日、江戸の家光の元に、”害獣駆除し候”の書状とともに、伊賀者の首が届く流れですよ。おそらくは!

呉服町通りと並行する両替町通の界隈が、いわゆる夜の街。

この写真だと、そうでもなさそうですが、ほどほどに賑わっておりました。

青葉横丁は ”しぞーかおでん” で有名ですよね。

駿府の街巡りには、レンタサイクルが最適です。

ただ、静岡圏のありがちとして、主力事業は ”PULCLE” という「HELLO CYCLING」系のシェアサイクルになっているんだよな。滞在中しか利用しない旅人にとっては、地味に面倒なやつよ。

どちらかというと、一日確保できる「静岡市観光自転車ネットワーク協議会」のレンタサイクルがオススメです。ただ、こちらは台数がすごく少ないし、ミニベロだから男性は疲れちゃうかも。

駿府城の西方には、茶問屋がこれでもかってくらいに集まりまくっているエリアがあります。

ここには日本で最初の茶葉取引市場である「静岡茶市場」も設置され、県内産にとどまらず、全国からの茶葉が集積するという茶のメッカなのよ。

いかんせん、卸が主体なので、宇治のように観光して楽しい雰囲気ではないのですが、店頭で小売対応したり、カフェを併設するお店もいくつかあるので、お茶目当ての駿府旅もアリな切り口です。

こちらは台風余波の濁流がおさまらない安倍川。

海に向かって、ちょっくらバスに乗れば、皆さんもご存知の登呂遺跡です。

どんな科目でも、教科書のはじめの方で習ったものほど記憶に残りやすいですよね。

もちろん、連綿と連なる日本史ではありますが、知っておくべきこととしては、むしろ現代から遡ったほうが良いような気もします。

再現された竪穴式住居や高床式倉庫を拝みます。

誰だ! 三殿台遺跡とあんまかわらんとか言う、けしからん輩は!

こちらでは遺跡の周りに水田が整備され、黒米?の栽培もしておりましたよ。

静岡市はプラモデルの故郷でもあります。

江戸時代から木漆産業が盛んな地で、その端材を用いて作った木製模型が、学校教材などに採用されたことから国内の需要が大きくなっていたんだそうな。その後、戦後の輸入品に押されて、プラスチック製へと転換していった経緯みたい。

今でもタミヤ、アオシマ、バンダイ等が拠点を構え、出荷額においては静岡の製品が国内シェアの8割を占めているのだとか!! テンバイヤーは静岡に住むべきなんだよ。

工場見学等については、こんなご時世でもあり気軽にできないみたいだけれど、南口駅前の「静岡ホビースクエア」では、各社の提供する展示が無料で楽しめます。

静岡駅周辺の宿泊については、やはり観光というよりは商業都市の側面が強いようで、ビジネスホテルを中心に多くの選択肢があります。

飲食に便利な繁華街に近いのは、JR駅の北口エリアでしょう。

ただ、静岡駅併設の「パルシェ」と「ASTY静岡」がお食事にもお土産等の買物にも、かなり充実してるので、駅にさえ便利にアクセスできれば、たいていが賄える環境です。

ローカルな海鮮系飲み屋とかもバカにできない内容だったし、駅で全然楽しめると思うな。

静岡に旨いものなんてあるのかな? なんつー失礼な認識をまず謝罪したい。

独特な丼、おいしい麺、土着の洋食、老舗のお菓子にお茶。

記事を書くのもしんどいので、今回は5週分くらい分割すると思います。

その上澄みを舐めただけとはいえ、今回の旅程の中で、十分にまわりきれた手応えは無いの。まだまだ食べてみたいお店が残ってるので、いずれ再訪しなければなりませんな。

なお、食べ歩きに際しては、下記のブログが超充実しているのでオススメです!

静岡市観光&グルメブログ「みなと町でも桜は咲くら」

特にステキなのが、静岡おでんよ。

てっきり、夜の文化だと思っていたのだけど、我々の子供の頃、近所によくあったような、おやつとしておでん屋さんが、駿府にはまだまだ残っておりました。それがめっちゃ渋いのよ。

街歩きの合間に、ちょいと立ち寄って、何串か引っ掛けるのがたまらんです。

ちびまる子の舞台である清水も、今は静岡市です。

清水エリアも、おいしいものが色々あるみたいなので、いつか行ってみたいよな。

コメント一覧

  1. つい通過して軽視されがちな静岡市街に寄って下さってありがとうございます。初見で茶町に向かわれて、この時点で只者じゃないなと思いました。清見そばも実にシブいですね。客の7割が蕎麦屋の出汁を活かしたラーメンかカレーを頼む老舗。都心と比べて遊べる街ではないですが、食で楽しんで貰えたら何よりです。

    しぞーかおでんは駄菓子軽食系と居酒屋系のベクトルがあり、今回ご紹介のものは駄菓子軽食系の軽いものですね。マツコさんの番組で紹介された大やきいもなどでも、おでんを扱っていますが、この系統です。居酒屋系の方はもう少し濃い目で牛すじのエキスのコクと旨味があります。レアな具として牛の肺、フワやフワモツがあります。静岡競輪場やホルモン系の焼肉屋で扱っています。お隣、焼津ではかつおやマグロのへそ、クジラなどが入った焼津おでんがあり、海鮮の定食屋の着丼待ち等につついて食べます。日本酒も磯自慢を筆頭に土佐と同じように魚に合うものが多いです。

    若い方でしたらセノバでさわやかの予約券取ってから、その待ち時間にキルフェボンのスイーツかななやの特濃抹茶ジェラートを食べ、駿河屋で暇を潰してもらったりがオススメの流れですね。山海堂や武器屋に近いおもちゃ天国の奥のコーナーもディープさを感じるかも。

    あえて、さわやかに触れなかったと思うのですが、さわやかがあっても潰れないハンバーグ、煮込みハンバーグ自慢の喫茶レストランや肉のレストラン、定食屋も多く、独特の存在感をもっているので、そちらも興味があれば。

    静岡中部の外食は既に紹介していただいたさくこいさんのブログと、もう一つ、ジャニごり日記さんを見ておけば間違いないです。
    長文乱文になってしまいましたが、
    またの来静お待ちしてます!

  2. 余談なので掲載しなくても構わないのですが、静岡鉄道は鉄道、バスの輸送部門は全体の1割に過ぎず、不動産とトヨタの自動車販売とスーパーで利益を稼ぐスタイルです。浜松の遠州鉄道も同じ感じです、どちらもクルマ社会ですし、似た生存戦略になりがちということですね。地方私鉄にしてはピーク時の本数が多いのも不動産と自動車販売のおかげだったりします

  3. >名無しの葵区民さん
    おもちゃ天国の奥のコーナー!?
    うわー、駿河屋しか覗かなかったーーー
    そっかー、静岡おでんの居酒屋系はまた違うテイストだったのか。焼津おでんも含め、奥が深い。
    あと4週分で、どのお店が出てくるか、お楽しみに!

  4. >名無しの葵区民さん
    なるほど、謎がとけました。
    いや、でも、一朝一夕に築けたものではないはずなので、早くから多角的に手を打ってきた経営が巧だったんだと思います。すげーな。

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