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伊勢佐木町の「三國家」で三國丼

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イセザキモール1丁目の路地裏にあるラーメン店。

アジア人の跋扈する地に、センシティブな店名をぶつけてきますよね。

以前、酔来丼インスパイアを紹介した際、 みうけんさんから、ここにもあるよって教えてもらいました。

陽の当たらないこの場所で、24時間の眠らないお店。

パチ屋や小売の勤務を抜け、目の前のタバコ屋にやってくる姐たちが、店頭の縁台に腰掛けて、しばし歓談するような、かすれきった環境であります。

兄貴が一人で応対する店内もまた、淀んだ空気というか、ポン・ジュノ監督がキャメラを回しかねない半地下の吹き溜まり感。アルコールや他の諸々の影響でバカになっていたり、他に選択肢の無い時間ならまだしも、まっとうな昼間にお客が入ってくることに驚きます。

ラーメンは一応家系の分類。醤油、塩、味噌を基本に、マー油の黒、辛味の赤、つけ麺の提供もあるみたいで手広いよ。

さて、注目の丼は、店名を冠した三國丼です。

容器に入った醤油ダレと辣油かな?をお好みでチューっとかけ回していただきますよ。

お値段は本家なみのお手頃で、単品でというよかラーメンのサイドとして頼むような位置なのかも。ただ、甘く見ていると、並ラーメンよかでかい丼でやってきますから、物量は侮れません。

結論から言うと、酔来丼の代替にはならなそう。

キモはチャーシューなのですよ。こちらのものはさいの目切りで混ぜやすいのだけど、食べやすさの反面、お味の印象は残らない感じです。調味も決して強くないからね。

やはり、昔ながらの焼豚の赤い色味、しっかり噛みごたえのある食感、香ばしい焦げの風味や、甘みのアクセントが欠かせないのだと思いました。

一見、どこででも真似できそうな簡単なお料理なのに、ビミョーに再現できない不思議な品ですね。

今回はじめて入ったので、試しにラーメンもやっつけてみました。

麺硬で頼んだのに、むしろヤワヤワじゃ~ん。 まぁ、ただでさえワンオペなのに、 あんまりオーダーされない丼を頼んでしまったからしょーがねー な!

スープは濃厚を謳っていますが、むしろ比較的ライトに感じますか。クセなく、フツーにいただけるんだけど、奥行きも背徳感も強くはないので、レンゲの往復に葛藤を覚えませんね。

ほうれん草はたっぷり盛ってくれましたよ。

コメント一覧

  1. jincun より:

    仰るとおり。
    あのチャーシューあっての、だと思います。

    ちなみに以前横浜橋の和記食坊のチャーシューで、
    自分で作ってみましたが、かなり近かったです。

    • 管理人 より:

      >jincunさん
      和記のは店頭にどのくらいほったらかしなのかわからんので、どうしても手が出ないのよ。
      壱龍釜の出店に期待してるのですけど、なかなかオープンしませんね。

  2. みうけん より:

    あっは、行かれましたか!
    実は自分はまだ食べたことなかったんです(爆
    レポありがとうございます!
    リンクまで貼っていただいて!!

  3. 恰幅の細いチビ より:

    以前は美味しかったんだけど、値上がり抑えるためにコスト抑えたみたい。関内周辺の家系の殆どがスープは変わってしまった印象、全体的にどこも業務色が強くなったのは残念。
    あとやっぱり作る人でだいぶ変わるよね、大陸系の人のアバウト感込みのクオリティなのかもだが。

    • 管理人 より:

      >恰幅の細いチビさん
      世知辛いなぁ。
      業務用のスープをベースにしても、昔のラーメンの水準に比べると、全然旨いんだろうけど。

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