石川町の「広東厨房 鴻(こう)」で昔ながらの鴻楽チャーハン

リセンヌ小路にできた中華料理店。

丿貫さんとこに書いてあった情報が目にとまって、
こりゃ期待の新店登場だな!と豚鼻が大きくなった次第です。

でも、少し落ち着いてからにするべかと思っているうちに、
ズルズル遅れてしまういつものパターンですよ。

入り口に服のディスプレィがあったりして、
一瞬、何屋か惑わせる部分もありますが、
綺麗で明るい今風の設えです。

お店はコックさんと奥さんの二人でやってるのかな。

この日は週末の夜だったんだけど、
我々の他は呑んだくれたオヤジしかおらず、
通りにある洋バルなどの盛況から比べるとまだ寂しい状況。

ただ、小さなお店なので、先客やちょっとした会合などの予約で、
フラリ入店のタイミングが合わない時もあるかもしれないね。

まずは乾杯おつまみの砂肝の燻製です。

キンキンに冷えて出てきたのですが、
じゅんわりと旨味が滲んで、イイお味ですね。

ちゃんと室温に戻すともっと良さそうなのですが、
その前にサックリ消えてしまったという・・・

鶏もものパリパリ揚げです。

衣のパリパリでなく、
じっくり揚げた皮目をパリサクを楽しめます。

塩味か辛口を選べ、後者にしたのですが、
過剰ではなく、ほんのりスパイシーな香り。

夏らしいオクラとつるむらさきの炒めもの。
ピータンと塩卵のWエッグとともに汁っけ多めの仕立てです。

土の匂いとピータンのクセをぶつけるのが面白いし、
黄身がまろやかなコクが汁に溶けて、なかなかのお味。

定番メニューは品数が決して多くはないのですが、
こういう折々の季節メニューがボードにたっぷり記されており、
奥さんに聞きながら、あれこれ選ぶのが楽しいです。

いや、どれもウマそうでさ、ほんとは全部頼みたいくらいよ!

エビと漬物とオリーブの炒めもの。
ちなみに品名は適当でごめんなさい。

ご主人は全日空ホテルで鍋を振るっていたとのことですが、
こういう丁寧で上品でしっかりとしたお料理が出てくると
さもありなんて感じます。

ワンポーションは2人前ちょいくらいでやや軽め。
きっとガッツリなお食事というよりは、飲みのアテ的な想定でしょう。
その分、値段も総じて抑え目で色々頼めるようになっています。

あさりの煮込みそば。

貝の旨味が麺にヌットリ絡んで、旨いですねぇ。
つーか、マズいはず無いじゃん!こんなの!!

お酉様で知られる真金町の銭湯の隣に、
かつて「鴻楽」という渋い中華屋があったのですが、
こちらのお店はその息子さんがやっているみたいなんだよね。

店内にも当時の写真が掲げられている他、
炒飯や焼きそば、酢豚など、往年の味を継承した、
”昔ながらの鴻楽~”シリーズもラインナップ。

他の本格中華とはまた違った、親しみやすいお味で、
これはこれで喜ぶ人がいるんじゃないかと思います。

メニューは面白いし、値段も手頃。
んでもって、お味は間違いないっつーんだから、
人気が出るまで、さして時間はかからないと思いますよ。

ご主人の腕なら、お江戸なりニュータウンなりに、
もっと気取った高級中華料理店を出すこともできたでしょう。

こういう気さくなスタイルで、地域の人を相手にしながら、
美味しいものを出しちゃおうぜってお店にしてくれたのが嬉しいです。

オススメなので、
ご近所の皆さんは今のうちに行ってみるとイイよ!