中華街の「菜香新館」で飲茶コース

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上海路にある広東料理と香港飲茶のお店。

中華街を代表するお店の一つで、ぷらっと入っても、なかなか席の取れない人気店だよね。

昭和21年創業。元々はお父さんが食材店(耀盛號)、お母さんが食堂を切り盛りするような形だったんだそうな。その後、大通りに開いた「珠江飯店」を中核に、飲茶の「菜香」や中国茶の「悟空」などを展開してきました。

私らが中華街に行くなら、こんなお店に入りたいなとか、こんなお料理を食べたいなと思うこと。心利きたる趣向は、たいてい菜香グループが先鞭をつけているのです。それも10年、20年前に。

ただ、先見の明や誠実な志も、その後の大花を咲かすには、適切なタイミングで育てなければならないようで、諸々の価値ある試みが必ずしも報われたとは言い難いのは、このお店の哀しみです。看板に新館とありますけれど、いくつかのお店を閉めて、中華街で現存しているレストランはここ一店だけだしな。

価格帯は高級店に分類され、キンキラのエグい外観は今もなお威風を発しております。ただ、店内の食事環境はだいぶ色あせも見えてきております。対応は、サービス料を取るお店と比べると、やや砕けて、ザックリもしていますけど、不安はありません。

この日は定番の飲茶コースをいただきました。

これはね、手頃値なんだけど、菜香らしさもちゃんと味わえる良心メニューなのよね。

まずは突き出しの野菜の甘酢漬けと叉焼盛り。

前菜についてはもう一声欲しくて、皮つき豚バラ肉の塩あぶり焼きの小皿を追加しました。

これ、旨いんだよね~ 

厚切りされたお肉は柔らかく、皮目はパリサクに焼かれており、中華街でも有数の仕上がりです。

帆立入の腸粉がチュルン。

ピンク色を付けた季節の点心は京都のお菓子屋さんで売ってそう。

からし菜を使った餡らしいのですが、ふつうにおいしい海老入蒸し餃子のお味でした。

スペアリブの豆鼓蒸しも旨いので、倍量食べたいです。

あと、汁を余さず何かでからめとりたい!!

小籠包の餡はいいのだけど、皮の状態がややヌトで惜しいな。

菜香で楽しみなのが、例湯!

こういう簡易なコースにもちゃんとしたスープを出してくれるのが良心なのです。

じんわり滋味。薬膳素材も加わりつつ、飲んでおいしいチューンになっておりますね。

なお、うちの保守家族はすげー嫌がるのですが、もみじ、旨いよね。

名物の海老ウエハース巻き揚げも外せません。

海老のミンチをオブラートで巻いて揚げたもの。春巻きのザクパリに対し、こちらはサクサクな軽い食感になるんだよな。

野菜のジュージュー土鍋マレーシアソース。

土鍋でやってきたのをとり分けてくれたものです。いわゆる青菜のサンバル炒めで、干しエビや発酵の風味が漂い、コクのある味わいです。

締めのチャーハンは、紅生姜と卵のシンプルなもの。

一見貧乏くさいのですが、お味のキレもいいし、チャーハン自体のおいしさが鮮明に感じられます。

デザートのなめらか杏仁豆腐にはほのかにカラメル風味なシロップ。

アラカルトにもおいしそうなものが色々ならんでいるので、あれこれ追加しながら組み立てたいところ。ただ、基本のコースだけでも十分にボリュームがありますので、慎重に1,2品選ぶくらいにとどめておきましょう。

今回は最後にちょっと変わったごま団子を追加しました。揚げたてアツアツです!

とろーり金のゴマだんごは中身があんこでなく、塩卵と練乳?で作ったトロリンなんですよ!

久々にいただきましたが、やはり「菜香」を選んでおけば間違いねぇなという感想です。

飲茶だけでなく、季節のおすすめを中心に組み立てても楽しいですし、皆にオススメできる良きお店よ。

遠からず、一勝負を仕掛けなくてはならん局面も来るのでしょうけれど、捲土重来を期待したいです。

コメント一覧

  1. 接客、まともになってました?

    ワタシ、この店をついできるだけ避けるのは、とにかくサービスが遅くて雑だからなのです。
    とにかくサービスがテーブル見てないし、呼んでも来ないし、追加オーダーのたびにバックヤードまで行って首突っ込んで呼ばわらなきゃいけないし。
    連れて行ったのが若者だから良かったけど、お客さんは連れて行けないな、と思ったもので。

    厨房がいいだけに惜しかったなあ。
    しかもこういうことが、一年か二年おきくらいに3回はあった。忘れた頃に行っては、ああ、ここってそうだっけ、と思う繰り返し。

    …て言っても、最後が既に数年前の話だから、最近よくなった可能性はあります。
    だったらいいな。
    味やプレゼン、メニュー構成も、午後通し営業の使い勝手も良いので、接客さえ普通になってくれたらもっと使いたい店なのですよね。

  2. >アリーマさん
    若い給仕にタメ口対応されて、マヂかとは思いましたが、今回は滞りなく進行しました。

    ただ、独特な雇用や教育の事情がありますから、余裕がない体制は、今後も大きく変わらないでしょうね。個人的には中華街のサービス下層に鍛えられておるので、取皿を交換してくれるとか、コースが順番通りやってくるだけでもすげぇって思います。

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