暖かくなり、中華まんの季節も終わりつつある今日このごろ。
締めは市民定番となる、こちらのお饅頭です。

趣味の食べ歩きを通じて、いろんなお店の中華饅頭をいただきましたが、我が家で最も食卓に上がる回数が多いのは、未だ「華正樓」のもの。
シーズン中に何回も食ってますが、この刷り込みは容易に拭えないのだなと感じます。
肉とあんの2個を食べれば、並なメタボなら満腹必至の大サイズ。
お味だけでなく値段もリッチな点は、ハレのお土産感が漂いますよね。

きめ細やかで食べでのある皮は、しっかりと蒸した方がおいしく仕上がりますよ。
中身は細切れのタケノコとネギをアクセントにした肉々しい餡。
甘辛な濃い味が肉汁とともに饅頭皮にじゅんわり吸われたとこがたまらんのよね。
ラードが練り込まれた黒餡も、こんなに贅沢して良いのかと、食べるほどに罪を背負ってしまうようなパワーがあります。正直言うと、もうひと回り小さくても良いんじゃないかと思うこともあるのですが、このサイズで押し出すからこそのインパクトかもしれませんな。
中華街の肉まんには、キャベツが入る塩味の派閥もあり、そっちもそっちでトラディショナルなのですが、将来どこぞに収監されて、しばらく食べられなくなった際に恋しく思うのは、やはり「華正樓」を筆頭とする醤油味の方だろうなぁ。
コメント一覧
私もアンマン・肉まん共に華正樓が一番好きです。
特にアンマンの風味と、肉まんの粗挽き肉と筍の歯ごたえがお気に入りです。
関西の友人は551を勧めますが、具がベシャベシャしているだけで美味しさが理解不能ですね。
肉まんは華正樓が美味しいですよね(*´ω`*)
そう言えば中華街の聘珍樓
移転のためお店を閉めたらしいですね
でも移転先が決まってないとか?
>kenkenさん
私も長らく551は安っぽいな派だったのですが、あの皮は中華街には無い系統で馬鹿にできないなという方向に転向しつつあります。向こうに行ったら、改めてかじってみて。
>とらがりさん
土地が自分とこのじゃないんだってね。
でもまぁ、中華街に本店があってこそのブランドだし、どうなるんだろうか。
>管理人さん
平成15年に銀行に信託するまでは自社所有でした。
その後、売買が繰り返されて現在は大阪の衣料卸大手商社の代表者個人が所有しています。
>jincunさん
所有と運営の分離式が流行ってますけど、聘珍樓のようにこの立地に歴史や意味があるケースでは果たして正しい選択だったのかな?