「横浜ハンマーヘッド」を覗いてきたよ

スポンサーリンク

新港地区に新しくオープンした複合施設「横浜ハンマーヘッド」に行ってきました!

場所は海保の基地の向かい側、かつて「新港ピア」や東京芸大の施設があった 8、9号岸壁です。

シンボルはこのハンマーヘッドクレーン!

大正3年にイギリスから持ってきたもので、横浜港へ一番初めに設置されたクレーンなんだってさ。そんな古いものだったとはね。ぱっと見は歴史建造物に見えねぇとこが、逆にすごいのかもしれないな。

これから根元のあたりに公園が整備される予定で工事中でありました。ただ、この鉄骨を目指して横浜観光に来るかと聞かれると、どうなのかな。

昨今、IR誘致で騒がしくなっている横浜港です。

下々の者が裏事情を知るべくもありませんが、利権から弾かれたらしい港湾の怖い方々と共産党がガッチリ手を組んだカジノ反対運動が全国へと喧伝されましたね。

このハンマーヘッドの開発母体となる「Yokohama Pier9」はモアーズの「岡田屋」が代表に立っておりますが、構成企業には畑外の地元政治にも発言力がありすぎる港運企業の名前が並びます。これが、まさに ”港” が主体となった公有地開発の姿といえるのかもしれません。

ハマのドン曰く、山下ふ頭の再開発には、MICE施設を中核とした、中長期滞在ホテルや客船誘致などの案が好ましいとのこと。事実、それぞれに需要の余地があるらしいのですが、横浜にとっては、いずれも新しい取り組みでなく、既存機能の拡充に、残り少ない未来の夢を描くのはどうなのかなと、個人的には思います。

それにパシフィコ等へ近接するこちらの新施設は、まさに代替案の縮小版といった内容なんじゃん。すでに天井が見えたというか、更に焼き直して、どうすんのかなって気もします。

話は違うけど、自社の代表を明らかな反社会的呼称で呼ばせて平気なのは、ドンだけ懐が広い組織なのかしらね。

ハンマーヘッドができたこの埠頭はかつて「新港旅客ターミナル」としても使われた場所。

ここを大桟橋を補完する客船受入れ地とするのが事業の中核です。 客船ターミナルの看板通り、 8号岸壁は桟橋として再整備され、1階の奥には税関等のCIQのスペースが設置されておりましたよ。

先ごろ、着岸第一船として「ダイヤモンド・プリンセス」も入ったらしく、かなり大きな船でも接岸できるようになったみたいですね。

大桟橋はカッコイイんだけどさ。飲食や物販は超貧弱だから、ホテルまで揃って、スキマ時間もいろいろ便利に使えそうなハンマーヘッドは乗船客にとっても魅力的かもしれませんね。

施設自体はそれほど大きなものではありません。そのうち一般開放されているのは1階の一部と、2階だけなので、商業施設としては、想像よか小規模でした。

「食」をテーマとした体験体感型の商業施設という楽しげなコンセプトは、おそらくカップヌードルミュージアムあたりの成功を参考にしたのかな。やはりインバウンド客の趣向や、横浜の観光要素不足を意識したものになっています。

出店の内容も面白く、地味に地元らしさが織り込まれている点は、みなとみらいの他施設と比べても見劣りしません。もっとも、全国、全世界レベルで、ハーバー等のしょぼい横浜ブランドにどんだけ需要があるかは分かりませんけどね。

玄関を入ってすぐに、ラーメンコンプレックス!

これはわりと使い勝手が良いのかもしれませんな。

ただ、ほとんどが北海道の有名店という横浜の観光施設らしからぬ構成には驚きましたね。

なんだろ。インバウンド的には北海道ラーメンのブランド力が高いということなのか。それとも、意外と近場の横浜市民が主な顧客になることを見越してなのか。せっかくなので、家系ラーメンを1店でもねじ込んでくれれば良かったのになぁ。

首都圏で一番空いてるんじゃかないかという「ジ・アレイ」

有線放送代わりに、なぜか本牧のコミュニテイ放送局 である「マリンFM」のスタジオが入っているのが面白いです。もしかしたら、この館内で耳にする分が、聴衆数の大半になるのではないかしら。

オジキの 「横浜エフエム」じゃないんだな。

館内は、良く言えば、港湾施設らしい無骨な風合いを残した、悪く言えば、やっつけ感のある作りであります。高さ制限があったのか、縦方向にちょい窮屈な印象かな。

中よりも外のほうが良いかも。2階のレストラン街は、それぞれオープンテラス席を設けており、季節によっては、港を眺めながら気持ちよく過ごせそうです。

クルミっ子の厨房に割り当てられた。この贅沢過ぎるスペースよ。

この中で調理体験出来るのが目玉の一つです。ただ、大々的に受け入れできるキャパでもなくて、すでに数カ月先まで予約が埋まっているのだそうです。

ぶっちゃけ、これも地元県民向けなんだよね。遠方からの観光客が当日受付で、もしくは旅程を計画している段階で手配できない以上、目論見通りの観光の核にはなりづらいかなと感じます。

また、体感型の施設ということで、オープンキッチンにしているお店も多いです。ただ、その中で製造過程が、エンターテイメントにもなる風景がどれだけあるのか。

扱うのはカップヌードルのような親しみ深いナショナルブランドではありませんし、体験体感の部分は、もう少しブラッシュアップして、見せ方やパフォーマンスを考える必要があるのかもしれません。

施設の上層は「インターコンチネンタル横浜 Pier8 」という、インターコンチの別館ホテルになったみたいです。

客室数は173室で付近の大型ホテル1/3程度。その分、本館よりはいくぶん高級路線になっているらしいのよ。今後、みなとみらいには外資などのホテルが次々オープンしていきますので、その先駆けになるのかな。

実際、クルーズ乗船の前後泊みたいな需要がどんだけあるのかわからんのだけど、陸上のアクセスはすげぇ悪いし 、地味な低層ホテルだし、階下には安い観光客がわちゃわちゃしてるしで、あんまりラグジュアリーには感じられないけどな。どうなんだろうね?

ただ、唯一、客室から望むMMの夜景は見どころになるかもしれません。

横浜観光の場合、ホテルを含む湾岸の景色が良いのであって、ホテルから見る港の景色は特に美しくはないという罠がありますからね。その点、こちらは横浜らしい景色を楽しめるホテルといえるでしょう。

ロシアの超大金持ちになると海保の桟橋で守ってもらえるのか・・・

ハンマーヘッドの開発で一番助かったのは、背伸びしすぎて瀕死になっている「マリン&ウォーク」かもね。赤レンガへ至るルートがつながれば一体的にアピールすることも出来るでしょう。内容はともかく、カッコイイ施設であることは確かなので、早急にテナント入れ替え等をして、相乗効果で頑張ってほしいなと思います。

コメント一覧

  1. いくぶんじゃなく、レートほぼ倍。
    平均一室4万だって。
    部屋はステキですけどね〜(見てきた)。

  2. >アリーマさん
    むしろ本館の方がだいぶ安くなっていることに驚きましたよ。ピア8の方もいずれこなれてくると考えると、外資高級ホテルとの中間くらいに落ち着くのでしょうかね。

  3. バトラーサービスがデフォルトな層を流す「別館」という印象ですね。

    そもそも横浜のインタコは、日による価格変動が激しいので、
    本館と別館の価格差が2倍でも、3万円くらいで泊まれる日も見つけました。
    (だったらもう少し払って、本館のクラブルームに泊まりたい私)

    ハンマーヘッド、何だか巨大なフードコート?ですね。
    ピアとしては過剰な機能だし、商業施設としては過少だし、微妙感はぬぐえない。

    まあマリンウォークとの間の「空間」が埋まったことは正解だったかも。

  4. >つちころりさん
    ここで一日過ごすわけでもなく、観光の通過点と考えれば、こんな感じでいいのかなと思いました。
    ただ、地元の流儀では、これが精一杯かなと思います。

タイトルとURLをコピーしました