横浜橋商店街の入り口脇にある天丼専門店
狭いカウンターが数席しかない小汚い店なんだが、
大盛り熱々の天丼を、良心的な値段で食べさせてくれるニクいお店なのだよ!
ちなみに数件隣にある本店の「豊野亭」でも、
ほぼ変わらない丼メニューに加え、とんかつや定食も楽しめるのだが、
天丼ならコッチだろという評判で昼時などは行列必至なんだ。
しかし、ここは並んででも食べたいところ!
本店との最大の差は揚げ手にある。
知る人ぞ知る「豊野丼」の名物オヤジ。
ヤツは腕・・・だけでなく、余計なキャラまで立ちまくっているのだ!
このド下町においてもいやおう無く際立ってしまうコテコテな客あしらいは、
もはや大衆演劇豊野劇場といった趣すらある。
繊細な私などは天ぷらよりもオヤジに胸焼けしそうになるほどだ!
しかし、そのパワフルなキャラが闘魂注入された天丼は、
ゲテだがインパクト十分でなんとも旨いのよ!!
しかも、オヤジが時折垣間見せるシャイなやさしさや気配りに、
ファンも急増・・・
って、なんだそりゃーーー!
マイ定番であるところの「海鮮丼」
ネタは海老、穴子、キス、野菜。
見てよ!この値段で信じられないほどの充実ぶりを!
ごま油の香る下町風の天ぷらは、
温度の違う2つの鍋に放り込まれるようにして豪快に揚げられる。
・・・もうちょっと丁寧にやってもいいんじゃねーか、オヤジ!
飛び散る油に引火しないかいつもヒヤヒヤだ。
しかし、思わず拍手したくなるほど素晴らしいボリューム!
甘めのタレが下町っぽさを演出していてとても良いね!
こうして大盛りのご飯で、熱々をかっこむのが、
丼ものの醍醐味だよな。
ちなみに別料金の味噌汁はいまいち!
レギュラーメニューから「穴子天丼」
大ぶり肉厚な穴子の切り身が2つに野菜天。
しかし、安さ、ボリューム、破壊力、どれもすごいね。
でも、やっぱ海老も入る海鮮丼が良いかな。
隣のアンちゃんが大盛りを頼み、
オヤジに「分かってんの?!」と脅されてやがる。
頷いたが最後、決して残せなくなったぞ、アンちゃんよ・・・
ちなみにこのお店はデフォでもかなりのボリュームがあるのだが、
大盛なんて頼もうものなら丼のフチまでご飯が盛られるから注意しな!
天ぷらが山のように積み上げられるバカ盛り裏メニューもあるんだが、
賢明なる私は頼まないぞ!絶対食いきれないもん!
レギュラーメニュー以外にも、ほたて天丼やいか天丼などが準定番に控えている他、
時たま、ちょっと珍しい季節の気まぐれ丼が出ることがある。
「鯨天丼」なんてものが出ていたので頼んでみたよ。
ネタは鯨2個にナス、ピーマン、かぼちゃだったかな
鯨は一つは普通に丼に乗って出てくるんだけど、
もう一つは素揚げしたねぎにんにくをかけて別皿で出てくる!
はじめにねぎとにんにく大丈夫ですかと聞くから、
なんじゃあ?と思っていたら、こういう仕組みだったのか!
オヤヂ、意外に芸の細かいこともするんだな!
鯨は箸で切れるくらい柔らかで、臭みというより香ばしい。
普通でも十分食えるが、ねぎにんにくは確かにアリだな。
タレかけすぎててしょっぱいのが玉に瑕だけどさ。
はじめは油に香りが付かないか心配だったんだけど、
まぁ下町天丼はあらゆる意味でで懐深くあるべきだよな!
今回は幻の天ぷら種「銀宝天丼」ですよ!
皆さん、横浜橋ですよ!ここは!
銀宝は開いたやつが3匹。
一つはタレを絡めず山椒塩とか、芸が細かいよな。
ブリッとした歯ごたえで、穴子的?メゴチ的?
正直、衣の風味で細かな味は良くわからん。
しかし、この店でコレが出てくる奇跡を喜びたいぜ!
「いわし天丼」はまさかの丸揚げ!
ぶっといのがドカンと乗っていて、すんげぇラフだなぁと思ったら、
ちゃんと中骨が抜いてあり、シソが挟んであったよ。
臭みは無く、柔らかく、ジューシィに揚がっていて、ほんのり香るシソの風味も良い。
こりゃ開いて揚げるより、よっぽど旨いわ!
マジ定番にして欲しいくらい。
オヤジは粗暴に見えて、かなりまじめで研究熱心なところがあり、
変わり天丼には必ず一技効かせて来るところが偉いと思う!
なかなかやるじゃね−か!
ハゼ3匹、やはり1匹は山椒塩
コレも塩の方が旨いネタかもね。
シャクッと程よく揚がっています。
臭みは無く上品で、尻尾の辺りが香ばしい。
写真のご飯は少な目、さらに少なめなんですが・・・
このくらいでも丁度いいかもしれん。
恐るべし豊野盛り!