県下最大の公営団地である、いちょう団地の秋祭りに行ってきました。
かつて大和にあった定住促進センターの関係で、ご当地には東南アジアのボートピープルが多く住むようになったんだって。現在では住民の約2割が外国人で、10カ国以上の人々が集う多文化共生の最前線となっています。
ここでは自治会のお祭りも月次なものではありませんよ!
濃厚なアジア成分を反映して、ちょっとした国際食フェスの様相を呈してるのです。
実際、団地の通路に展開された屋台は日本6:ベトナム3:その他1の割合。
うちの近所だと、まず朝鮮が押し出して、中国やタイが続くイメージなので、この比率は新鮮です。
ちなみに住民の母さん婆さん達が、業務品を焼いたりして安価に設定している日本屋台に対し、アジアの屋台は飲食関係のプロがやっていて、明らかに供給体制が異なります。おそらく各地のフェスにも出店しているメンツでしょうから、価格もそこから大きく崩れず、ワンコイン周辺の水準でしたね。
客層もいろいろ雑多に入り混じって、まさにカオスな風景!
好事家にはたまらないお祭りとなっておりました。
つっても、近隣エリアから多くのお客さんを動員するような催しではなく、あくまで団地内コミニティとその縁者のためのお祭りといった感覚です。
豚肉と豚皮のせご飯。
焼肉の他には春雨テリーヌと薄焼き卵、なます。
スィートチリソースをかけまわしていただきます。
うまーい!
お米はもち米っぽいな。
だいぶ砕けていますが、蒸し器で蒸してて、ムッチリしています。
焼豚はテントの裏で炭火焼きした焼き立てよ!
まぁ、マズイはずがないということで、別途、お土産にも買っちゃいました!
バインミー!!
ベトナム屋台の全てで販売しており、食い気を燃やせば、何種類も食べ比べができるバインミー天国でありました。
生憎、サブの胃袋がいない単騎行だったので、何周もして、一番具だくさんな屋台を選び抜きましたよ。
焼豚、豚皮、腸詰、ベトナムハムにたっぷりのレバペ!
かなり豪華で美味しいバインミーでした。こりゃサイコーだな!
一番、旨かったのは、教会関係がやっていた屋台のベトナム粥!
濁った色をしていますが、中にレバーやモツがたっぷり沈んでるのよ。
あっさり柔らかなお粥に、しっかりしたコクがとろけていますね。
癒やしたいのか、発奮させたいのかよく分からん食い物だけど、パクチーやもやしの風味もよくマッチして、なるほど、アジアにはこういうお粥もあるんだなぁと、しみじみいただきました。
こちらのチェーはココナツミルクを使ったものでなく、押し麦、棗、龍眼、ライチ、きくらげ、昆布など、いろいろ入った薬膳タイプ。
めっちゃ甘いシロップに入っているので、身体に良さそうな気はちっともしないけどね!
あと、地味に腹にたまるわ!
大振りなカンボジア焼き鳥はほんのりスパイスも香っていますが、まぁ味塩コショーかな。ベトナムつくねは、ほの甘く、腸詰めの中身のようなテイストです。
お土産のミニ春巻きは春雨や肉がミチっと詰まったもの。
よくわかんない揚げたもの。
カリッとチュロスっぽくて、中身はさらにムチッとしています。
米粉の蒸したやつ。
中にひき肉とかの具が入っています。
これもいろんな屋台で売ってたけど、客引きにひかかってイマイチな店で買ってしまったな。つか、蒸したてを食うべきものかもね。
ベトナムハム、お肉、フライドオニオン、たくわんと何かが散らされたベトナムおこわ。
これはまぁ見たまんまのお味でした。
日本の屋台は冷凍焼き鳥とかが多くて、気がつけば、ベトナム飯ばっか食ってましたね。
ベトナムフェスと言えるような規模ではないのですが、粒選りで、十分に楽しめました。
ちょっと遠いんだけど、ベトナム好きの皆さんは、話の種に一度覗いて見る価値はあると思いますよ。
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