255線沿いにあるラーメン屋さん。
聞くところによると”小田原系ラーメン”というくくりがあるんだそうです。
特徴はよく分からんのですが、
湯河原の「味の大西」にルーツをもつお店が中心となってるんだそうな。
それじゃ湯河原系じゃねーか!というツッコミの手はポケットにしまうとして、
大本山の他は前にイマイチ店で食べたきりなので、
改めて、チャレンジしてみよう思いたった次第です。
最寄りは大雄山線の緑町だけど、
小田原駅からそぞろ歩いても余裕ですね。
ぱっと見、営業してるのか心配になっちゃったくらい錆びた様相。
ばあさんが一人でやっているようで、
お店はかなりスローな雰囲気です。
こんな立地でもオッサン客がパラパラやって来ており、
総じて高価なメニュー表を見た後は特に、
地元の支持が根強いこと感じます。
やってきたラーメンはけっこう大ぶり。
例えはアレですが、チキンラーメンをリッチにしたような、
手打ち風でウェーブのかかったピロピロ細麺が多めに入っています。
小田原系にはワンタンがつきものということなので、
流儀に習ってワンタンメンを注文したのですが、
皮を食べさせるというよりは、餃子並に肉の詰まったタイプで、
さらにボリュームを増していますね。
三つ葉が小気味よくアクセントになっており、
甘くて柔らかいメンマや豚も食べごたえがあるのですが、
スープ自体は特に芸はなく、なんと言っていいかわからないけど、
あまりノスタルジックを誘わない一昔前の大衆味です。
かつて宴会や社員旅行で温泉地にやってきた野郎どもが「おっ」と思うような、
ボリュームやパンチの名残りは感じられる気もします。
ただ、近年のラーメンは恐ろしく進化してしまったので、
それらと比べると、今更ここにスポットを当てる必要もないのかな。
コメント一覧
!!『大西』!! まさかこのサイトで大西の名を見ようとは・・・ 私の地元の平塚には、昔は複数の支店がありました。ここの、やたら醤油っぽいスープにやたら肉肉しいワンタンの入ったラーメンを、学生時代はこよなく愛していました(笑) もう何十年も食べておりませんが、おっしゃる通り、今食べたらペラッペラな印象のスープなんでしょうねえ・・・ 平塚と大磯の境くらいに支店が残っているのですが、平日の昼、1時間半しか営業しないうえに接客も相当荒れているようです。なんでも、そこの大将が宝くじを一発当てて完全な道楽でのみやっているからだ、という都市伝説?が平塚近郊では囁かれています(笑)
>ぽん太さん
平塚にもいくつかのお店があったのか!
うちも湯河原行くと食ってた覚えがあるし、
一時代を気付いたのは確かなんですね。