雪ノ下のお蕎麦屋さん。
ご主人は「一茶庵」の学校を出た人みたいだよ。
昨今の鎌倉は観光客もバカ多く、
お昼時の主要な飲食店は軒並み行列してるよね。
こちらは八幡宮からも近い立地なんだけど、
人の流れとは外れているので、比較的空いてる感じ。
隣に古道具屋さんもあり、いかにもそれっぽい構えだよね。
中はこじんまりとして、数寄屋風に設えてあるわ。
でも、BGMはジャズ、ご主人は蝶ネクタイ。
完全に趣味をこじらせた系のお店であることが伺えます。
メニューは蕎麦のみに絞られており、
この日は特に冷やしメニューの提供しかありませんでした。
値は意識高い水準。
一人で調理してるので、それなりに待ちますね。
店名を冠した茶織そばはとりどりの具を乗せたぶっかけそば。
段葛のそれより、エビが乗っている分、豪華で高いという!
トッピングとして揚げた蕎麦の実が面白いなと思いました。
繊細な蕎麦の香を容易く上書きしてしまう邪道かもしれませんが、
逆に安い奴に散らせば、リッチなドーピングが可能じゃん!
すだちそばもぶっかけです。
汁が少ないからでしょうね。
すだちの輪で一面を覆う代わりに、
半分を残して、果汁を絞るようにしています。
後口さっぱりいただけますよ。
なお猪口にはそば湯用として、
予め若干の汁が仕込まれて添えられます。
やっぱ、せいろでいただくのが一番いいかもね。
お蕎麦は歯ごたえやのどごし良く、ちゃんとおいしいものです。
この際、高いついでに、
天ぷらを付けてしまうのが正解です。
カラリと揚がり、ネタも豊富で、満足度もはまずまず。
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