駅前にある食堂。
かつての鎌倉観光をしのばせる数少ないお店かも。
近年、ステキなお店が山ほど出来た鎌倉です。
いかに中年趣味な私でも、それらをさしおいて、
あえてこちらを攻めることも無いだろう思っておりました。
でもね、色々見かけるうちに気になってきちゃったんです。
飯屋なのか飲み屋なのかよく分からん状況ではありますが、
かつての食堂スタイルをダラダラ続けているのではなく、
推しを中心にメニューを再編したりして、ちょっと面白くもあったのよ。
薄暗い店内はクッタクタで、
ほんのりトイレの芳香剤が漂う場末な風景です。
びっくりしたのは、ちゃんとお客さんが入ってること!
オッサンや爺さんのピン客が多いみたいなんだけど、
定食なんかをアテに昼間から飲んでるみたい。
確かに今風鎌倉には、そんな居場所はないからな!
食べてみたかったのは
創業以来の看板であるというとんかつなのです。
なお、上を掲げていますが、並はメニューにありません。
店頭の写真ではかなりパワフルに見えたの。
でも、思ったよりも小ぶりでしたね。
ただ、非常に分厚いのです。
この価格で出すことを考えると十分に立派だな。
ちゃんとラードで揚げているので、香ばしく、
カリッとした衣に包まれたお肉も柔らかくいただけますよ。
甘めの自家製ソースも付きますが、
岩塩も添えられているので、レモン塩が良さそうです。
個人的にはもうちょっと脂身がほしいところですが、
これは決して悪くないとんかつだと思います。
ただ、他の定食パーツはチープで、
お店の感じやヲバちゃんのガチャガチャを含めると、
やはり今一皮剥けない感じでもありますね。
気にはなるんだけどね。
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