秋津町にあるパティスリー。
今日まで、秋津がどこにある街なのかということさえ、まったく知らなかったわけですが、こちらの店名だけは聞いたことがあったのよ。
頑なにJRと交わろうとしない西武線のおかげで、新秋津駅から秋津駅への乗り換えに、微妙な距離を歩かされるわけですが、チェーン店ばかりのパッとしない商店街の中に、一つだけ異質なケーキ屋さんがあるのです。
人気店だけあって、ケースにはおいしそうなケーキがズラリ列び、お客さんも途切れなく訪れています。生菓子の他、マカロンや焼き菓子の類もいろいろ。カウンター上には自家製のパンもならんでいますよ。
ケーキはよく見ると二重陳列だったりするので、一度にそれほど多くの種類は作って無さそうです。きっと季節ごとに内容が大きく変わるのでしょうね。この時はいちご一色な色合いでした。また、ホールサイズのケーキが多く用意されており、このあたりは特にお誕生需要が多いのかも。
お昼休憩で一旦お店を閉めるのもちょっと変わったところです。
上段左からeco田プリン、シャンテフレーズ、アテネ、フロマージュクリュ。
どれも整った仕上がりです。が、かなり甘みが抑えられているんだね。金沢のお店かと思ったわ。そんな訳で、真面目さは分かるのだけど、だいぶ物足りない食後感でありました。
この中でよかったのは、プリンのようなやわらかチーズケーキであるアテネ。チュロス型のメレンゲはきっと神殿の柱なんだな。残骸的なサブレ片も入って、本体の淡いお味を幾分助けているのがポイントです。
右手の ”もったいないもん” は、お菓子の壊れや切り落としが入ったパックみたいです。”もったいない” がお店のキーワードでもあるようです。 生菓子でもロールケーキの切り落としにクリーム搾ってデコレーションしたもったいない系商品がありましたね。
ただ、正規品を食うほど、おおっぴらに売りすぎるというか、もうちょっと控えめな展開でもいいのかなとは思います。個人的にアウトレットは大好きだけど、ラムボールなり二次利用したりする方がスマートなんじゃないかと思うの。
パッケージはクッキー系とケーキ系の2色があり、中身はいろいろみたいです。裏側の小窓からなんとなく中を確認して選ぶ形。
焼き菓子の甘みに関しては、やはり控えめでありますが、生菓子ほどの不足はなく、普通においしくいただける範囲内でした。
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