大さん橋の入り口にある北欧料理店。
横浜に観光に訪れる皆さんのお食事はまぁ中華だよな!
でも、中には文明開化の国際港というイメージから、なにかクラシカルな洋食を食べたいよという方もいらっしゃるでしょう。ただ、街をぐるり見回しても、意外に舶来の飲食文化が根付いていないのが、我が横浜なのであります。ガッカリしないでね。
海岸通り1-1。趣ある横浜貿易協会ビルに入るこちらのお店は、ものすごく古いわけではないのですが、港っぽさやそれっぽい観光要素を満たせる数少ないお店の一つです。
お店は2フロアあって、どっちも「スカンディア」と呼んでるわけですけど、後から出来て、割と気さくに利用できる 1階は「スカンディア・ガーデン」と呼ぶのが正しいみたいです。
メニューはね、大きく変わらないんだよ。ただ、二階のレストランの方が重厚&リッチな環境でお食事ができます。
オーナーがデンマーク人の夫と初めたお店ということで、お料理も北欧風をうたっております。名物はいわゆる ”バイキング” のもととなったスモーガスボード。オープンサンドなどに分割された形で、ランチでも気軽にエッセンスを味わうことが出来ますよ。
ただ、正統派のデンマーク料理というよか、昔の大きなホテルとか、港の外人酒場の風味もちょっと混じったようなレトロ洋食を味わうイメージです。
ハンバーグステーキデンマーク風 。
それなら、むしろミートボールだろとか、ソースに人魚みを一切感じないとか、いろいろツッコミもおありでしょうが、一方で、変に敷居を高めず、実用的に使えるお店なのだということでもあります。
値段も観光地ど真ん中にしては手頃ですし、いろいろ歩いてお昼どきを外した場合も、比較的遅い時間まで受け入れてくれるのね。なんなら、ディナータイムに突入したって、さして変わらん値段でお食事できちゃうしさ。
ライスがね、ピラフなんですよ。これも面白ポイントです。つっても、うっすら茸の香りがするくらいの味付けなんだけどね。
また、食後にはたっぷりのコーヒーも付いてきますよ。これにオプションで北欧デザートが選べると最高なんだけどな。
特製ローストビーフです。
お味は良くも悪くも期待を裏切らない感じ。手堅く、どこか懐かしさが漂うような感覚で、ある世代以上には刺さるのだろうな。
お客さんも比較的古い世代が目立つようになってきましたが、観光客ばかりでなく、昔から通っている地元のお客さんの姿も多く見られます。
今のようにMMが主役ではなかった頃の横浜の残り香ですね。
コメント一覧
なんか、結局いったことないんですよね。このお店。
日本人向けに、アレンジされたところを好んでしまいます。
>匿名さん
いや、アレンジされてると思うよ。
味わいもそうだけど、ハンバーグあるんだからね!
若いころ、当時彼女、現妻とよく行きました。1階のニシンの酢漬けのオープンサンドが好きでした。
>カラアゲマヨネーズさん
うわぁ、若き日の思い出が眩しすぎて、孤独をこじらせてしまった私には目が痛いです!
でも、デートで横浜港に来る若い人にはオススメですよね。