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横浜中央卸売市場の「厚生食堂」で豚とカレーの合乗せ丼

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場内にある横浜魚市場卸協同組合の食堂です。

市場の食堂が好き!

ざっくばらんに旨いものを食わせてくれるイメージがあるじゃない。旅先等でも、ついつい覗いてみたくなりませんか?

でも、地元横浜の市場食堂については、いまいち気が乗らないんだよね。ざっくばらんすぎるというか、野暮ったくて、小汚くて、抜けていて、築地等の華形に比べると2、3段は落ちる印象なのです。

もともと内向きの施設なんだし、利用者相応なのだと言われれば、それまでなんだけどさ。やっぱ、外の風が入りづらい環境だと、洗練されないのかもしれませんね。

さて、こちらは飲食街の方ではなく、駐車場へ上がるスロープの下に隠れたお店です。

いかにも市場っぽいというか、味があるというか、やはり小汚い食事環境で、西区の方から迷い込むOLさん達が浮きまくっている光景です。厨房の設備もわりと家庭的なんだよな。

メニューは魚系の丼や定食を中心に蕎麦うどん、ラーメン、カレーといったラインナップです。

店内にも食事スペースはありますが、なにぶん狭いため、外にテントを張ったテラス席も設置されておりますよ。周辺の設備が古いのか、単に下水が近いのか、独特なバッドスメルがこもる中でお食事です。

海鮮丼にだいぶ心惹かれつつ、お目当てのカレーをいただきます。

なんで、わざわざカレーなのか。それはテレビで何度か取り上げられているのを見かけたからなんだよ! それほどの名物があったなんて全然知らなかった。!

お皿は昭和の結婚式でもらってきたようなイブサンローラン。

お味は、うん、悪くないです。ただ、ちょいユルめなカレーは思った以上にオーソドックス。

おそらく業務用のフレークをベースに、牛筋などのダシで下支えしたような感じです。食べやすいし、全然イケますけど、これを目当てに遠方より集うような特別なものでもなさそうですね。

豚丼の頭の方は結構バッサリとした仕上がり。脂の白さが眩しい。味噌汁は薄いけど、あさり汁でした。

たまに来るくらいなら、やっぱ海鮮系のほうが良いのかも。

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