神保町にあるフレンチレストラン。
ここ「学士会館」は旧帝大の卒業生や教員のための親睦施設です。
もちろん、こちとら縁もゆかりも無ぇ低学歴庶民でありますが、一般開放されてるんだから知ったこっちゃないよね!
神保町界隈のオフィス街もじわじわ開発が進んでおります。気がつけば、風景もだいぶ近代化してきましたね。そんな中、昭和初期の重厚な建物で、クラシカルにお食事できる穴場だと思います。
お客さんには周辺のリーマンも若干混ざっておりますが、施設の性質上、品の良さげなオールド世代が多いのです。中心部の喧騒からも外れた立地でありますし、ゆったりできますよ。
お昼のコースは5種類ありますが、前菜、メイン、デザートのラタンランチがお手頃です。あとはメインがステーキになるか、前菜がスモークサーモンになるかの違いくらいかな。
ウエイター氏のネットリもったいぶった口上とかも昭和のフレンチ店っぽいんだよなぁ。
この日の前菜は鴨肉とひよこ豆。
お豆類はエスニックなお味で、ピンクペッパーやコリアンダーがスキッと良いアクセントになっています。
お魚のメインは鮭の香草パン粉焼き。
付け合せはラザニアと温野菜。
お肉のメインにポークジンジャーが出てくる点!
フランス料理というよりは、日式西洋食の古式ゆかしき文化です。精養軒な感じ。
ソースもわかり易すぎるくらいのお味なので、かえって落ち着きます。なんだか、一つ前の東京オリンピックの残り香を嗅いでいるような気持ちになりますよ。
デザートは柔らかなアールグレーのプリン。
食事の環境も含め、これはこれでアリな選択だと思います。
コメント一覧
学士会館でしたら、斜め前の如水会館も美味しいですよ。
>ぴーさんさん
今度はランチとお茶を逆にまわってみようかな?