ジョイナスの「横浜 なかや 大関本店」で牡蠣入り味噌煮込みうどん

地下2階に入るきしめんと味噌煮込みうどんのお店。

横浜駅利用者にとってはおなじみのお店でありますが、実は波乱万丈の歴史を歩んでいます。

詳しくはWikipediaからの引用をご覧ください。

現在の相模鉄道株式会社の法人格の前身は株式会社大関であり、その起源は横浜駅西口のダイヤモンド地下街の開業とともに開店した小料理屋「大関酒造」である。1964年（昭和39年）11月24日に、神奈川スケートリンクを運営する財団法人神奈川体育館（現：公益財団法人横浜市スポーツ協会）らの出資により株式会社大関酒造として設立。同年12月1日のダイヤモンド地下街の開業とともに、酒とつまみを主体とした小料理屋「大関酒造」を同所に開店した。ただ夜の営業は好調であったものの、小料理屋であるため日中の客入りはいまいちであった。そのため名古屋の名店 平野屋から製麺職人を派遣してもらい、昼食メニューとしてきしめん・味噌煮込みうどんを提供したところ人気商品になった。そこで1966年（昭和41年）10月に「大関酒造」からきしめん専門店「きしめん大関」に転換し、1972年（昭和47年）8月には株式会社大関に商号変更。ダイヤモンド地下街のほかにも横浜三越や、神奈川スケートリンクがある反町、関内のマリナード地下街にも出店した。ところが経営母体である神奈川体育館が監督官庁から、飲食店は本来の事業目的であるスポーツ振興とは関係のない事業であるという行政指導を受けた。そのためダイヤモンド地下街を運営する相鉄グループの企業である横浜地下街株式会社（現：株式会社相鉄アーバンクリエイツ）に大関の全株式を譲渡し、1998年（平成10年）3月30日に横浜地下街の完全子会社になった^[20]。

その後相鉄グループの持ち株会社化準備に伴う事業整理により、2006年（平成18年）4月1日に「きしめん大関」を相鉄流通サービス株式会社（現：相鉄ステーションリテール株式会社）に、「甘味処おりづる」（2000年9月15日開店^[20]、2007年9月30日閉店^[21]）を株式会社イスト（現：相鉄ステーションリテール株式会社）に事業譲渡^[22]し、大関は一時的に休眠会社になった。そして2009年（平成21年）1月22日に相鉄準備会社株式会社に、同年9月16日に相模鉄道株式会社に商号変更した^[23]。

なお「きしめん大関」はザ・ダイヤモンド（旧：ダイヤモンド地下街）のリニューアルに伴い2014年（平成26年）1月13日に閉店。その後、相鉄沿線で「相州そば」を展開する株式会社なかや商事が継承し、同年11月29日から相鉄ジョイナス地下で「横浜なかや 大関本店」として営業している。なお、なかや商事は相鉄グループの企業ではない。

相模鉄道は元々きしめん店であったことをハマっ子はしっかり覚えておきましょう。そして赤面しつつ隠しましょう。

そんな大河流れる経緯でもって ”横浜” も ”なかや” も ”大関” も ”本店”も、決して外すことが出来ず、損保ジャパン日本興亜な店名になっているこちらのお店です。

ジョイナスのリニューアルに伴い綺麗なお店になって地下鉄の近くに移転して来たわけですが、原点回帰ということなのか、それほど広いスペースでもないのに、うどんやきしめんだけも手一杯なのに、一杯飲み要素もねじ込まれて、より中途半端なお店になっておりますな。

メニューに”当店一番人気”と書かれた広島産牡蠣入り味噌煮込みうどん。

通常の味噌煮込みうどんに牡蠣がちょろりと乗ったもので、特別牡蠣のダシを感じる仕上がりでもありませんし、むしろ、広島風というか韓国風な辛味噌バージョンの方がオススメになっているのが、大恩ある名古屋に対する裏切りなのです。

とりあえず、一番人気なはず無いじゃんね！！

きしめんとミニ味噌カツ丼のセットです。

ボリュームはあるのです。卵黄を乗せれば、それはすなわち正義。

真の一番人気は味噌煮込み定食だと勝手に思っております。

横浜で食べられる場所は少ないので希少価値あり。ただ、この間、味噌煮込みやきしめんをひたすら磨きあげてきた味本位というより、手っ取り早く提供できる体裁なんだよな。

鍋のグツグツも出てくるときだけだし、後から卵を入れても固まらないのよね。その他、麺の太さや硬さ、八丁味噌のお味、どれも今一歩攻めきれないところが、駅の飲食街らしさというか、客地での限界を感じるところでもあります。

毎度、必ずしも満足して食っているわけではないんだけどね。

お外が寒くなってくると、脳裏に大関の味噌煮込みという選択肢が思い浮かんでくるのは、やはりローカルで長く営業するお店の強さだなって感じます。すっかり刷り込まれているのです。