湯場滝通りにある和菓子店。
「ちもと」と聞くと、駅前通りのお店の方がまず思い浮かびますが、滝通りのこちらが本店なんだね。
お隣に新しい工場も併設された小さな販売店が営業中です。
ま、扱う商品はほぼ変わらないので、どちらで買ってもいいんじゃねーかな。
看板銘菓の湯もちは、皆さんも一度は召し上がったことがあるでしょう。
白玉粉を練り上げた、ふわっふわトロりんちょなお餅の中へ、刻んだ羊羹が散らされているお菓子。
うっかり笹包から剥いてしまうと風情が欠けるけど、上品なゆずの香りがして、とても美味しいのですよ。
あらためて、湯本に「ちもと」があってよかったなって思います。
この欲望渦巻く一大観光地に、こちらの凛とした存在がなければ、たちまち菜の花畑に制圧されていたからな。
ちもとまんじゅうは日曜日限定販売品。
一見、なんてことない黒糖饅頭なんだけど、こしあんが違う。すっとした甘い香りで、口に入れるとほんのり黒糖味も楽しめて、おいしいです。やはり通りの温泉饅頭の類とは格が違うわ。
黒助はたまごパンに黒糖蜜をかけたもの。
類似品ではしっとり重めな食感のものが多いけど、こちらのものはバキザクでソリッドな仕上がりです。黒糖がしっかり香ばしくて、やはりおいしいお菓子だな。
そうそう、箱根湯本と入生田の中間くらいに、新たな工場ができたらしくて、そっちの工場直売店ではアウトレット品の販売もあるのだとか!
お車でお越しの方は寄ってみるといいよ。
コメント一覧
はじめまして。いつも楽しみにしています。今まで「ちもと」のお菓子をいただいたことがなかったのですが、記事を拝見してお取り寄せしてみました。爽やかで上品な味でこちらのブログのおかげで美味しいものに出会えました。以前紹介していらした六花亭の百歳も美味しいですよね!
>横浜のチベスナさん
店頭でしか扱わないお菓子もありますので、箱根にお立ち寄りの際はぜひ。