駅前の商店街にあるインド料理店。
横浜における南インド料理の先駆け的な存在だったらしいのよ。
名物店主だった旦那さんが早くに亡くなって、奥さんが急遽継ぐことになり、緑園都市から能見台にお店を移した経緯。
当初は手を借りながらの営業で、なかなか大変なご様子でしたが、その後、奥さんは香取薫先生の門下で講師を務めるほどの腕前となり、地域にすっかりなじんでいるようです。
ランチは基本的にミールスの提供になるみたい。
ご多分に漏れず高齢進行しておりますが、ここらは金沢区でも小綺麗なベッドタウンですので、そこそこな価格の飲食店も支えられる環境です。
お昼はありがちなママ会風景というより、近所の趣味人たちがふらりやって来てはマトンカレーなり副菜なりをオプション追加しつつ、静かにインド世界と向き合っているような雰囲気。
チキン、キーマ、ベジタブルのカレーにサービスでダルも付いてきました。その他、副菜類がいろいろ。
基本のライスは日本米ですが、粒立ち良く炊かれて、カレーとの相性は良好です。これなら、あえてバスマティに変更する必要もなく、おいしくいただけますよ。どんな銘柄のお米なのかな?
カレーは、とっても優しい仕上がりです。
もちろん、それぞれにスパイスは感じられるのだけれど、たまのエスニックに求める強刺激ではなく、毎日、毎食いただいても負担にならないような、身体に良さそうなお料理。
調理人の嗜好も定まったんだなぁと感じます。
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