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本厚木の「第三回 神奈川フードバトル in あつぎ」

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近年、シロコロで名を上げてきた厚木市に、
県下のB級グルメを集めてバトろうぜって企画!
秋に地元開催される本家Bー1グランプリのプレイベントらしいです。

今回初めて来場するのですが、
関東東海のご当地グルメも巻き込んで規模を拡大しており、
ファンとしては流石に無視できない規模になってきました。

バトルは一応、神奈川県下というエリア設定ですが、
出店は厚木君の呼びかけに応じるような、県央や西湘の田園地帯が中心で、
必然的に豚食ばっかのラインアップになってしまったのがちょい残念かな?
横浜とか湘南のステキ店も出張ってくれるとさらに面白いんだけど!

ををををを!!こんなに混雑するのか!!
Bグルを!厚木という土地を!完全に侮っていたわ!!

私は開始前から会場入りしていたんだけど、
比較的スムーズに買えたのは初回の1回転のみ、
あとはどこも気絶しそうなほどの行列で、辛すぎだわ・・・
買いたいものというよりは、買えるものをセレクトせざる得ない状況だったなぁ・・・

ただ、どの屋台も比較的良心的な値付なのはうれしいな!
あらかじめ食券を買う仕組みなのですが、ともすると余りがち。

ご当地スタッフ達の旅費だけでもかなりかかってるはずなのに、
やはりPR的な要素も多分に含んでいるからでしょうね。がんばってる!

また、食べた箸で投票するB-1の審査システムを流用してるのですが、
箸のいらないものにまでいちいち箸をつけたり、
食ってる間に箸ばっか溜まって、エコに逆行しまくりだぜ!

まずは神奈川ものから。
一番のおいしかったのは秦野「花園」の「まゆ豆汁、黒若にぎり麺」

名産のピーナッツをすりこんだコクのある汁に、
「黒若の調理水」という謎の黒水で作った団子が入ったすいとん。

お味も良いし、真っ黒く大ぶりな団子の異彩も面白い!!!
しかし、パッと見が地味すぎて弱いためか、はたまた知名度がないためか、
周囲の行列がウソのような空きっぷりでもったいなかったな!

これもおいしかったよ!
三崎「三浦中華料理研究会」の「鮪ジャ~ジャン麺」

マグロラーメンの汁なしバージョンなんだな。
鮪や甜麺醤、ゴマペーストなんかで作った味噌が風味よく、
良いバランスで仕上がっているわ。
最後にかけるマグロラー油なるものでピリっと締まるのよ。

これはもっとがっつり食べたかったなぁ!三崎行こうかな!

足柄「金太郎プロジェクト推進委員会」の「まさカリー黄金のポット」

富士屋ホテル総料理長監修というまさカリーは、
足柄牛と地場産のゴボウを使ったきんぴらカレーなのだ!
パンを器にトロっと溶けたチーズの風味もいい感じで手堅いお味。

ここはオペレーションも比較的スムーズで、
お客をまたせず、素晴らしかったわ。

過去の大会でそれぞれ金賞、銀賞に輝いたという、
愛甲石田「富塚豆腐店」の「愛甲三郎豆腐でんがく」

プルンと柔らかな食感の揚げ焼き田楽に、
コクのあるくるみ味噌とコチュジャンぽい韓国風味噌が塗られているの。

キワモノの中でオリジナリティや個性は薄いんだけど、
普通においしいラインだわ。

「小田原蒲鉾協同組合」の「ODAWARA AJIなバーガー」
新小田原食ブランドコンテストのグランプリなんだって。

アジの身ではなくかまぼこをフライにしたものが具。珍しい。
アジや玉ねぎの甘い風味がいい感じのさつま揚げなんだけど、
それだけではパンに負けるので、タルタル的なもので補強しています。

うん、揚げたてはまずまずおいしいよ。

厚木「千代乃」の「千代乃オリジナルもつ煮」

茶色いのがオリジナルというシロコロチャーシュー。
モツの甘辛煮って感じで、お味のアクセントにはなってるんだけど、
ベースのもつ煮がかなり薄い調味なので、なんかボケた印象。

シロコロ界の有名店なのになぁ。

厚木「うすいファーム」の「かながわ夢ポークコロッケ」
普通のコロッケに見えるけど、カレーをポテトで包んで揚げたもの。
お味はお惣菜のそれに近いかなぁ。

ラードで揚げているってことで、
そのまま食べてもイマイチな肉かすもちょろっと盛ってくれました。

今回の地雷・・・海老名「炭火やきとり創玄」の「ツクネベリー」
つくねを地場産の苺を使ったタレでいただく趣向。

私はこの手の果実ソースが好きで、
つくねなら普通にいちごジャムつけても食えそうなんですが、
これは下手にフレッシュ苺を使ったからなのか、えっらくアウトな一品に・・・

次に県外の屋台ね。

今回、イベントを通して一番感心したのが、
「タウンマネージメント吉原」の「富士つけナポリタン」
これは前から食べてみたかったんだよね~!

パスタでなく、トマト味で食べる極太中華つけ麺なんだけど、
元々は「つじ田」の店主が創作したものなのか!すごい!

こういうイベント食でもきっちり手をかけて調理していて、
見た目も面白いし、おいしいわ。

桜えびが散らしてあったり、ご当地物としての個性は十分!
身近なナポリタンの変形として意外性もあるし、これはいいね!

裾野「すそのギョーザ倶楽部」の「モロヘイヤ入りすその水餃子」

イマイチマイナーだからなぁ・・・
全然お客さんがいなくて、かわいそうだったよ。

ただ、お味は良いの!
どこか和風な柔らかいダシに、
名産のモロヘイヤを練りこんだ餃子もちゃんとおいしい作り。

「四日市とんてき協会」の「四日市とんてき」

小盛なので、とんてきの破壊的ボリューム感こそ薄いんだけど、
甘辛でパワフルなB味は健在ですね!ウマイ!
もう、白米が食べたくなってしょうがねぇわ!

ここは市役所側の第二会場だったので、比較的軽い行列でした。

山梨「大月市おつけだんごの会」の「大月おつけだんご」

本来、こういう農村食ラインも全然アリなはずなんですが、
なんとなく他の熱気に埋没してしまうようで、かわいそうです。

肉や野菜の入ったいわゆるだんご汁なんですが、
牛を使うところや団子がダルダルでなく、かなりしっかりとした食感なのが特徴かな?

「行田ゼリーフライ研究会」の「行田ゼリーフライ」

首都圏ではかなり名のあるB食だと思うのですが、
ここも意外と厚木民の食付きは悪いようでしたね。
むしろスムーズにさばけてただけかも?

ソースにくぐらせてあるのですが、
お味はちょっとパスったコロッケって感じです。

甲府「みなさまの縁をとりもつ隊」の「甲府鳥もつ煮」
これもケンミンショーで見て食べたかったんだぁ!

お味的にはデパ地下とかでよく売ってるレバー煮を
さらに甘ったるくしたような感じでしたね。

私は個人的にこういうプリン体料理が大好きなので、
いつか現地のお蕎麦屋で食べてみたいです。

ここからは別会場でやっていたトラック市のもの。

シロコロスナックとさがみの水!
スナックは半月たってもまだ開ける勇気がでない!
おいしいかはわからん!

「黄金井酒造」のさがみビール。
兄貴オススメのさくら味を頂きました。
八重桜の塩漬けからエキスをとってるんだって。

フ~ンと香りがたっておいしいんだけど、
後味にやや甘みが残りすぎるかな?

ちなみにフードバトル会場はアサヒビールが後援して、
ドリンクを仕切っているのですが、厚木の地ビール飲んだ方がいいぜ!

謎の「こんにゃくバーガー」

豆乳とこんにゃくで出来たヘルシーな・・・ああ、危ない!
危ない健康食の罠に、珍しいから・・・と乗っしまう馬鹿な私!

味のないさつま揚げのような、
でもこんにゃくの臭みがほの香るような、
味噌くらいでは打ち消せないような、何とも言えない地雷食だった・・・
これはキツイ・・・

最後に「シロコロ」!!!!!

本会場では絶望的だったこのメニュー。
まだ開始前の段階で列の最後尾が遥か確認できないほどだったわ・・・
毎度需要におっつかないことで知られるシロコロ探検隊の屋台なのですが、
それでも今回は仕込みも焼き網も、相当増やしていた印象なんだけどなぁ。
やはり、皆、シロコロ目当てでやってくるんだな。

しかし、なんとこちらの会場では5人も列んでなかったよ!!!
うそーーーー!なにそれーーーーー!!

なんかねぇ、仲間の団体がせっかく近隣で開催してるのに、
十分な誘導してねーんだわ。かわいそうに・・・

これは「じゅう」というお店のものらしいんですが、
柔らかくて、ジューシィーで、ちゃんと火も通っていて、
とってもおいしかったです!良かったぁ!

ちなみにお祭り用のシロコロは予め火を通したこてっちゃんタイプのものなので、
本来食べられている姿とぜんぜん違うのですが、
これはこれで十分アリかと思いますよ!

そんなこんなで、すっかり楽しんできましたよ!
これでもまだまだ半分もまわれていない感じ・・・

クドいようだけど、出店がすごく魅力的な反面、
かなり混雑していて、購入のストレスは相当高いです。
こんなんで、B-1本戦は大丈夫なのかしら・・・

またバトルの結果、神奈川人気ナンバーワンのB級グルメは
「給食の揚げパン」に決まったわけですが・・・

歴史や個性やお味というより、
供給体制や値段、余り食券の受け皿としての活躍かと。
その辺も正直、脱力だったなぁ。

人出だけはどうにもならないのかもしれませんが、
いろいろ運営の課題を残したかなと思います。

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