小田原ヒルトンの朝食です。
ちょっと前にヒルトン開業100周年の記念セールがありましたよね。
これは安いな!っちゅうことで、私も1泊とろうと試みたところ、これがもう死ぬほど大変だったのです。
ヒルトンオナーズっつうの? ホテルの会員にならなきゃセールの予約ができないのだけど、飛ばされる日本語版ページがさ、こっれってば、パリス・ヒルトンさんが片手間に自作したんじゃないかしら?というくらいのクソで!
手持ちのあらゆるデバイス、内外の通信環境、登録内容やカードを変えたり、大文字小文字、全角半角等の入力をいじって、何度試してみても、エラー、エラー、エラー。
なんなの? ヒルトン様には貧乏人を弾く高度なフィルタでも付いとるの??
結局、3日ぐらい格闘した後に米国のサイトから登録して、なんとかIDをゲットできたような顛末なのです。んで、それに満足して、シナトラ風にマイウェイを歌い上げながら、結局、手配はしなかったんだわ。心底うんざりしたからね!
でも、この世の中、何を信じていいかわからないもので、1ヶ月ほど経った後に最低額保障があるはずのホテルサイトよか、旅行会社経由の方が断然安いのを見つけてしまい、せっかくだからと軽く覗いてみることになったのです。
辺鄙な場所にあるこのホテルは元々勤労者福祉施設として作られた来歴があり、表面こそヒルトン色にメッキされているものの、生粋の高級ホテルとはやや雰囲気が異なる部分もチラリ見えますよ。人員も多くはなさそうだし、サービスも比較的簡易に感じましたね。
まぁ、値段自体も他より手頃なのよ。それで、気さくな大浴場やプール、スポーツ施設が併設されており、宿泊者は無料だったり、チェックイン前、チェックアウト後も利用できるみたいなので、お子さん連れで休日を過ごすには、ちょうどいい施設かもしれませんよ。
朝食会場はメインダイニングのビュッフェレストラン。
ちなみに前日の夕食もここで摂ったのですが、その時には姿が見なかった中華の団体ツアーが山程いやがって、会場の雰囲気はだいぶ違っていましたね。まさに戦場みたい。奴らの出発時間にかぶらないよう、朝は遅い時間の利用がおすすめですよ。
内容はごくごく普通の朝食ビュッフェという感じかな。外資系ホテルのラグジュアリーな朝食を期待すると、やはり何歩か足りない印象です。
卵料理は実演となりますが、兄貴が一人、小さなフライパン1つでやってるので、すげー列びます。
また、空気の読めない毛唐がいやがって「ワンモア」「ワンモア」つって、一向に去らねぇから! 卵液を鼻から流し込んでやろうかと思いましたわ。
ホテルは海の幸、山の幸に恵まれた小田原の地にあるわりに、ディナービュッフェのお料理には欠片も活かされてねぇのが、不満でありました。
しかし、朝食の和食部分には若干のローカル要素が盛り込まれておりますね。
干物と梅干し、かまぼこは看板だけで実物は見えませんでしたが、勝手海鮮丼の具材にはしらすやアジのたたきも。ただ、これを目玉に設定できるかというと、だいぶ弱いクオリティです。
カウンター奥の水槽でピチピチ泳いでいる鯵は、いったいどのタイミングで使うものなのか、観賞用なのか、謎が深まりますな。
もっとも、中華主体のお客さんだと、そういうのも求められないのかもね。
ちなみに一番おいしかったのは、ほんわり温かな作りたて豆腐です。また、私は基本的に温泉卵を山程食えれば幸せになれる安い男でもあります。
フルーツも夜と大きくは変わりませんが、地元さんと思しき種ばっかのサマーオレンジを発見。
ぶっちゃけると、湘南ゴールド以外、小田原エリアで買った柑橘でうまかった経験がないのだけどね。
あと、このミニ林檎がやたら苦いのです。欧米気取って、皮ごとかじって失敗しました。
おまけでホテルの売店で買ったご当地飲料です。
こちらのホテルは人里離れた立地ゆえ、近くのコンビニで飲料やおやつを仕入れることができません。そのためか、ロビーにある売店が割と立派な内容です。
でも、駅で買ってくればよかったな。
コメント一覧
ほぼ同じ感想をUPしています。
プールもいまいち、ルールが煩わしい。
ヒルトンというより、悪い意味での日本の古いクオリティを引っ張っている。
>つちころりさん
熱海や箱根の大きな観光ホテルをちょい近代的に飾ったようなイメージかな。
再生ホテルとして仕方ない部分もありますが、立地もクオリティもハンパなんですよね。
川崎南部民は小田原遠征でヒルトンなど敷居が高くて無理ですね。
ホテル売店で購入されてる箱根山麓紅茶は泉区のハマっ子直売所みなみ店で売ってますよね。
私はさっぱり感が好きでたまに買います。
>ぶー太郎さん
そごうの「かながわ屋」でも売ってましたね。
和紅茶って、華やかさは強くないですが、そのかわり、飲みやすさや馴染みの良さがあって、普段ガブガブ飲むに適しているのかなと思ってます。