駅前の商店街にある魚食堂。
大船っていうと、なんとなくこのお店が浮かぶよなぁ。
店頭は完全にヤミ八百屋っぽいんだけど、
隣にある「魚廣」って魚屋がやっているお店なんだよね。
実は初めて入るんだけど・・・・なんじゃここは!
障子を締め切った薄暗い店内は、
真っ昼間にもかかわらず無理矢理に夕焼け色に染められており、
デイタイムに一杯引っ掛けちゃう心のハードルを限りなく低めているの!
実際、白髪のおじ様たちがそこらで酒盛りしているし、
入って早々にまず酒のオーダーを聞かれるんだぜ!
いや、ぜんぜん食堂じゃねーじゃんか!昼飯食いに来てるのに!
一応、定食類もあるんだけど、それほど多くなくて、
壁には各種刺身、てんぷら、数多くの酒菜類の短冊が下がっている。
価格はすごい安い感じでもないので、
酔っぱらいどもとはいえ、客層はやや上品に落ち着いてるんだろうな。
店頭のボードにいろいろ書いてあるので、
本当はおススメのお魚聞いて、ご飯やらを別注するのが良さそうなんだけど、
初めてなので、定番ぽい刺身定食をいただいたよ。
おお、どこぞの旅館のお刺身みたいな上品なルックス。
ツマにきゅうりが混ぜてあったり、霜降りしてあったり、地味にそれっぽい。
決して、魚屋直営という言葉に期待されるような
豪快な感じではないんだけど、お刺身自体はおいしいよ。
そして、気に入ったのが小皿のマグロ煮だわ。
しっかりした味付けで、これがごはんの友に最適なのです!
B食というよりも、
オールドの社交場というか、文化や生活感の滲むお店だよね。
でも、嫌いじゃないわ。
しかし、まぁ、大船って街はじじい&ばばあが元気だよな!
コメント一覧
確かに僕も、昼なのに『えーっと、ビール1本』
って、言っちゃいました^^。
>西横ドランカーさん
アルコールを分泌しない人間は完全に異邦人になりますね。
小金持ってる爺さんが多いんだろうなぁ。
20代の頃に入ったことがあります。
その頃はコッテリ系を毎日食していましたので、体がアッサリ系を欲していたってことです。
恐る恐る入って、定番の刺身定食を頼んで待っている間に周りを見渡すと。
元気な爺さんたちがビールでいい気分になっているのが目に入りました。
—–<爺さんたちの話&様子
私はその頃、ビルマに居ました。オレは中支だ、オレは満州だ。
白髪の紳士が去ると、あいつは士官だから・・と話をし始めた残った爺さんたち。
——
超昔の話を耳にしながら、出てきた刺身定食をハフハフ言いながら喰らいました。
美味かったです。
なんか、ほっと出来るお店でした。
ちなみに、今から20年以上前のことです。
今も同じ姿で在ったんですね。
>うしのゆさん
確かにオールド支持率の高いお店でしたね。
独特の雰囲気があって、酒場好きにはたまらんかも。
しかし、昼間っからの宴会ってステキ。