長らく宿題だった横須賀の「山の上ベーカリー」へ行ってきました!
最寄りは京急線の北斗の拳立大学、もとい県立大学駅。
我々世代には「京急安浦」という旧駅名の方がしっくり馴染んでいるのですが、 神奈川県立保健福祉大学の開校にあわせ2004年に改称されました。
でも、この名前ってさ、まるで総合大学があるかのようなモヤモヤを感じませんか? せめて県立福祉大学駅なんじゃないかって思わない? まぁ今や最寄りに大学が無くなっちゃった都立大学駅や学芸大学駅よかマシかもしれんけどさ。
駅を出たら、線路沿いに右手に進み、高架をくぐります。
この先の丘の上には海上自衛隊田戸台分庁舎があるんだよね。毎年、桜の季節に一般公開されるんだけど、和洋折衷様式のレトロな 旧横須賀鎮守府司令長官官舎 が渋くって、フォトジェニックなお花見スポットなのですよ。
”山の上” に向かっているので、至極当然ながら、坂になりますよ。
横須賀は、つくづくデブ殺しの地なのです。
登った先の住所は、富士見町になるのでしょうか。ここから富士山は見えないような気もするのですが、とにかく高所であることは分かります。
かつての模型屋さんと酒屋さんが廃業して、もしかしたらコンビニが出来るのか、出来てほしいと祈っている住民が多いのではないかと思う交差点を、左右どちらに進んでもたどり着きます。
迷わないのは右手だと思いますが、住宅街の裏道なので、この先は爺さんとすれ違うくらいしかイベントが発生しません。
私は左手の大通りを進みます。
この通りも昔は商店街だったようなのですが、もう見事なくらい機能を停止させてしまっていますね。やっぱり、さっきのコンビニが唯一の生命線になりそうです。
もっとも、麓にある安浦の商店街からして閑散とした状況は大差ないわけで、横須賀の景気の悪さ、高齢化、曇天の未来を否応なく突きつけられています。
ちなみに、帰りに寄ったポートマーケットもすっかりショボくれてしまってさ。結局、第2の「すかなごっそ」は出来なかったわけですが、自主再生は難しいように感じました。
使い勝手の悪い倉庫の買い上げや天下りによる非効率な人件費等、ねじ込まれた大人の事情。併設飲食店との連絡も悪かったし、産直に特化せず、半端なスーパーを目指してしまった方向性の間違いもあったと思います。
ただ、我々外部の人間にとっては意味も価値もある施設だったので、横須賀市や地元経済に諸々の不具合を吸収できるほどの余裕がなかったというのが、やはり大きいかと思います。
そんな感じで、ご当地の落葉を存分に堪能した後、適当なところで右裏に並行する道へ入ってくださいね。
つっても、前述の交差点以外にバイパスは2箇所だけ。どちらも特に目印がありません。強いて言えば、消火栓の案内板か・・・
裏に入ってすぐのところに階段が見えてきましたよ!!
観念して、この白い手すりがついた方を登っていきます!
ちなみにご紹介している徒歩ルートは一方通行があるため、お車の方は反対方面、上町の方からアクセスすることになります。
この階段からさらに2、3分歩いたところに駐車場もあるみたいですが、いずれにしても細い路地に入ってくることになるため、事前に駐車場の立地やルートをしっかり確認してきてくださいね。迷っちゃうぞ!!
デブが長い階段におののく構図。
でも、覚悟していたほどの段数はなかったので助かりました。すぐにお店が見えた安堵の瞬間です。
頂上から見下ろした図。
お隣の民家へ宅配のダンボールをハァハァ担いで登って来たおじさんが、住民不在に絶望的な表情を見せていましたね。もし生まれ変わって、佐川に入るなら、勤務する配送所は慎重に選ばなきゃいけないなって強く思いました。
たしかに、山の上のベーカリーでありますな。
こちらは三ツ沢の「なんじゃもんじゃカフェ」なんかを作った大関商品研究所のお店です。築100年の古民家を手作りで改装したようですが、毎度、面白いお店を作りますよね。
店内の風景は行ってのお楽しみです。高原の別荘地にありそうな山荘風でなかなかくつろげますよ。
大きな薪窯で焼き上げるパンが自慢です。
テラスにあるこれは何かと思ったら
やはり手作りのトロッコで、薪や改装の時から様々な資材を運び上げるのに活躍しているようです。果樹農家みたいだね。かんかんミカン。
しかし、日本人はすごい場所に家を建てるよな。
お食事の紹介はこちらからどうぞ。
コメント一覧
お店への、アクセスが投稿ネタになるなんて、いままでなかったような(“⌒∇⌒”)
楽しいレポートありがとうございます。
>ぴーさんさん
ツキコヤとブラフテラスに続いて3回目です。
みんな、デブが泣き言を語りたくなるような坂の上の店!
いやあ、ポートマーケット、閉鎖を一年ロールオーバーしたようですが・・・。
当初は良かったんですが、やっぱり厳しかったですね。致し方がないところ。
地魚も地野菜も横浜に来ちゃって、横須賀じゃないと楽しめない、というものがあまりなく。
>つちころりさん
決して多くはない観光資源をすべて集めたような施設だったので、これがコケると、もう後がないような気もするのです。
失礼しました
坂の上シリーズなんですね。
日ノ出町の坂の上の蕎麦は、距離が短いから、レポートには、ならないんですね(“⌒∇⌒”)。
お店のレポートは、拝見したと思います。
>ぴーさんさん
坂の上シリーズになるか、ならないかの基準は書いてる本人にも分かりません。