駅前交差点のくたびれた雑居ビルに入る飯屋。
表に看板が出ているのは気になっていたのだけど、
まさか自分が入ることになるとは思わなんだぜ。
てっきり空いてるだろうと思い、ガラリと扉を開けたら
中は作業着系の方々でほぼ満席!
驚いたわ。
いくら日も傾く追浜の地とはいえ、
他にいくらでも小奇麗なお店があるだろうにって思った!
みんな見知った常連さんみたいだったよ。
お店はカウンターと3卓のみのこじんまりとした佇まい。
揚げ油やら、オヤジ達の分泌物やらで、しっかりと煮締まった感じよ。
口は悪いが、よく働くおやっさんがやってるみたい。
定食屋さんてことなんだけど、
メインはフライものなのかな?
値段は総じて安く、良心的だ。
頼んだのはカツ丼ッス!
いかにもなルックスでドデン!
カツは薄めなんだけど、ゲテなコクは十分でてる。
ガテンな労働食らしく、甘辛強度の高いタレがどっぷり丼の下にたまるほど。
玉ねぎは生に近い辛味!グルーンピースもやけに硬い!
しかし、
しかし、どういうことか、
決して嫌な出来ではなかったんだわ。
玉子の状態もちょうどよくってさ。
むしろ、カツ丼を食ったぞ!という満足感を感じる一杯。
こんな風にちょっと野味あふれるほうが旨いのかもね。
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