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恰幅の良い彼の年初は、毎年恒例、皆が呆れる福袋レポから始まるわけですが、もうね、いいかげんに数を絞ぼらにゃマズイなと思っておるのですよ。
当初は初売りも家族みんなで列んで、ワーッて楽しんでいたのですが、近年は「一人であれだけ買えるなら、もう手伝いはいらないでしょ」って、ついてきてくんないからね。
寒い寒い早朝に単騎出かけるこの寂しさ! 帰宅後の開封という福袋最大の魅せ場ですら、奴ら駅伝観てて、一瞥もされねぇという屈辱よ!!
それに、本人としては厳選してバランスよく購入しているつもりなのですが、ネットの事前購入とかが増えている背景において、当日担いで帰れる分が上限という、文字通り身の丈に合ったキャパを超えた量を発注してしまいがちなのね。
結果、来客や各種会合などでばらまいても、まだ余って賞味期限に追われるような事態も招いております。去年のジャムが棚一列分、手付かずだったりすると、やはり、自省する必要があるなと感じた年の瀬でありました。
そんな訳で、元日くらいは謹慎しようとかなと考えていたのですが、いざ、初売りに行かないと、ホント、なんんん~もすることがないという、定年後のお父さんのような手持ち無沙汰状態だったので、やっぱり来ました「横浜そごう」です。
今回2年ぶりの参戦となります。開店10時の70分ほど前(例年30分前倒しされる)に到着したら、ポルタの中央から皿に右手通路を折り返すくらいまでまで行列が伸びていてビックリよ! 従来なら、ポルタに入るか入らないかくらいなのにさ!! メッチャ景気良くなってるじゃん!! これがアベノミクスと言うヤツか!!
と感心しておりましたが、帰ってチラシ見たら、単に開店時間が10時ではなく9時になってただけだったという・・・ たしかに到着してすぐに列が動き出して、店内でもほぼ待ち時間なく発売開始という流れでありました。
店内の混雑自体はほぼ例年通りかな。店内のスペースが広いので、初売りも比較的快適に買い物ができる「横浜そごう」であります。
福袋のラインナップに関しては、内容物含め、従来とほぼ変わらないため、私なぞはもう飽き飽きしておるような次第です。この日も、勇んで一周した結果、めぼしいものが見つからず、何一つ袋を手にしていないような状態でした。
デパート福袋の企画というと、どこぞのインバウンド中国人しか買わないような金満商品、抽選で1組2組しか買えないようなもの、西暦に合わせて2019**円で販売するもの、ダジャレや流行語に引っ掛けたものとか、マスコミ発表会向けの目くらましが多くなりがちなんだよね。
でも、本当はお客さんが実際に買って帰る袋に、どれだけ面白いものを詰め込めるかが問われるので、そういう意味では、そごうの企画はマンネリで、もう一歩に感じます。
2日は東京に出てきました! 昨年新館ができて、立派にリニューアルした日本橋高島屋を初攻略です。
10時開店の75分前でこんな感じ。日本橋タワーの地下エントランスのあたりなので、行列は大した長さではありません。今回の地上入場口は本館3箇所、別館、東館が1箇所ずつ。地下は本館、別館、一箇所ずつで、合計7本の行列が形成されたようです。
ただ、お外は寒いからね! やはり人気なのは本館地下入り口につながるこの行列のようですよ。列んでいると案内係の方がしきりに、地上列の方が明らかに早く入店できるからと誘導していて、地下に列んで失敗したかなと不安になりますが、開店後は5分もかからず店内に入れたので、こと食品袋に関しては暖かいところに列ぶ作戦で問題無いと思います。
そうそう、新しくできた別館に関しては、福袋を展開するようなお店に乏しくて、行列らしい行列はできていませんでしたわ。
なお開店時間は10時ピッタリ。東京駅の大丸、日本橋の巨星三越、その他、銀座エリアの初売りも重なるため、思った以上に客足が分散されて、前倒すほどの殺到も無いのかなと推測します。おそらく、一極集中の横浜高島屋の方が、よほど地獄な状況になっているんじゃないかな。
「日本橋高島屋」の素晴らしいところは、事前に販売される福袋がマップ付きで詳しく案内されているところです。本館は店内のスペースが比較的タイトなので、無用な混雑を避ける意図もあるのだと思いますが、お目当てをほぼほぼ見逃すこと無く、順路を検討できる点は非常に助かります。
実のところ、今回は「オーボンヴュータン」の福袋は出るのかなという長年の疑問を晴らすべくやってきたのよ。残念ながら、それはやっぱり無くて、他にことさら激戦となっているような袋も見当たらなかったのだけどね。
先程、横浜そごうをマンネリと書きましたが、日本橋高島屋については、良い意味でトラディショナルな福袋の姿があります。お店独自の企画袋もそうですが、お食事券袋や出店するブランドに日本橋と横浜との埋められない格の差を感じますね。
近年、大手デパート各社は11月から福袋の事前ネット販売を始めており、年を追うごとに力が入ってきております。高島屋なぞは、わざわざ店頭に行く必要がないのではないかと思うほどの充実ぶりで、近所にデパートの無い地方の方々にも福袋参戦ができるようになっています。
これまでは両手に持てるだけの紙袋を抱えながら、混雑の海を割って行く技術が求められましたが、今後は定番をネットで抑えておき、当日は目玉商品だけを狙いに行くようなスタイルがいいのかなと考えます。
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