京葉道路沿いにある和菓子屋さん。
この日はホテルに早めにチェックインして、両国の街をブラブラしていたのですが、街はまぁ静かなもんですよ。
なんせ、大晦日! みんなお休みしてて、当然なんだよね!!
博物館も庭園もどこもやってない。周辺に時間をつぶすスポットが全く無ぇ。
そんなわけで、寒風の中を、ただあてなくさまよう途中、このお店と出会った次第です。
年末年始のご挨拶用なのかな。お菓子屋さんはかろうじて開いていたのよ。
力士ばりのたっぷりとしたサイズ感。 栗入りのどら焼きです。
なんだか他人とは思えないような焼印が押されていたため、思わず手にとってしまいましたが、”すもうねこ” という漫画のキャラなんだそうですよ。
特徴は皮かしらね。ふんわり柔らかな中に、適度な食感もあって、食べごたえがあります。あんこ自体はあんまり押し出さず、皮とほどよくなじませたバランスです。
それよか、見てほしいのは、この半生菓子の方よ!!!
京の繊細な雅とはまた違う、どっしりと風格のある姿に、東京らしさというか、江戸っぽさを感じるのです。
見た通り、仕事も丁寧だし、お味もおいしい。
そもそも、こういう半生菓子を作っているお店は決して多くないのだけど、今まで見た中で最も心踊る詰合せでありますよ。
全国各地、全世界からあらゆるものが集う東京の街。しかし、ご当地らしいお土産を探すとなると、悩んでしまうことが多いですよね。その一つの答えとして、こちらを挙げたいと思います。
デブだからといって、そうそう縁があるわけでもない両国の街でありますが、「とし田」の半生菓子を買いに降りるというのはアリだと思います。
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