新仲見世通りにある喫茶店。
ここも桃猫さんソースのお店なんだけど、
浅草ってのは、つくづく懐の深い町なんだなぁ~
お店は年季の入った昭和喫茶のそれ。
キップのいい下町婆さんがチャキチャキに切りまわしてますよ。
もうね、内輪の会話とかを漏れ聞いてると、
あまりに江戸っ子節が炸裂していてすごいの!
どこぞのホームドラマみたいだわ!さすが浅草!
ざっと見回すと意外に若いお客も多そうなんだけど、
2つの名物を頼んでるのは大体観光客なのかな?
かくいう私もご多分にもれず、目当てのアレを注文しちゃいます!
こちらが元祖を名乗るチキンバスケット!
サックリ軽く揚がった柔らかなささみフライ。
ホックリしたポテトフライに、トーストがついているの!
薄切りのニンジンとタメネギを重ねたピクルスがカッコイイな!
フライはレモンと塩をかけてナプキンでつまんでいただきます。
ちゃんと揚げたてでおいしい、おいしい!
名物といってもやっつけじゃなく、
一つ一つ丁寧に調理されているのがよくわかる感じ。
ちょうどよく小腹が満たされるボリュームだし、
こりゃいいじゃんね。
わき目で見た元祖カツサンドの方もうまそうだったなぁ。
また寄ってみよう。
コメント一覧
銀座キャンドルみたいですね。でもあそこはささみじゃないか。
衣がパン粉で、トーストがあるところなんかは、まさにそれですね。
とりあえず浅草で銀座でブラジルなんてどこ居るんだかわからなくなりますね。
>つちころりさん
私もちょっと似てる~と思ったくち。
個人的にはチキンバスケットって、不二家の定番だったり。
どこかに原型があるスタイルなんですかね?
こんにちは。この不況下で、浅草は、いつも賑わっている気がします。観音さまのお陰といえばそれまでだけど、ここだけは、東京でも特殊で、下町の代表には括られない何かが潜んでいます。
この地にしがみつかなくっちゃいけない地霊みたいなものがあり、ことさらマイペースを保ちつつ、昔かたぎの意地っ張りと、独特な高揚感が入り混じったハイテンションな町。
観音さまの行事がある混雑時と、鳩に餌をやる余裕がある平日の平穏な日々、そのギャップを生き抜いてきた人びとの悲哀と歓喜、ひきこもごもな人生がそこに投影されています。
>桃猫さん
他所から流入してくるお客さんの数を加味しても、
明らかに飲食過剰なすごい町ですよね。
他のサイトで、ここのマスターはタクシーを転がしながら経営を支えてるってのが載っていて、
表面に見える古き良きスタイルだけじゃ、推し量れない様々な、
それこそひきこもごもが詰まってるなぁという感じ。
その辺が単なる造形以上のらしい味わいを作り出してるのかなぁという気がします。