皆さん、笑ってくださいよ。
ビュッフェをしこたま詰め込むから、お腹パンパンになって家まで帰れないだろうとその日の宿泊まで手配をしていたことを。
そして、翌朝に懲りもせず、再びビュッフェを攻めることを。
この巨大なホテルニューオータニには、なんと朝食ビュッフェだけでも3箇所の会場があるんだそうな!
ただ、コロナへの対応でもって、しばらくの間、ビュッフェは休止で、予約時点では定食提供になるって話だったのよ。それが当日には再開されていてさ、ツイてるよね、皮下脂肪の神様が。
朝、会場である「サツキ」に着いて、フロントでなるべく早起きしろって言われた意味がわかりましたよ。
わりと高級な朝食なのに、週末は外部からのお客さんも含め大人気でさ。私らが食べ終わる頃には外に長い行列ができててビックリしたわよ。
もっとも会場内はゾーニングされ、ギュウギュウにはなってません。高級宿泊者がいつでも入れるよう、あえて満席にしない対応をしているんだろうね。
しかし、首都の朝活はひたすら豪勢よな。「横浜旅行の朝食は駅でシウマイ弁当買ってくるのが最良」とか書いてる私はひたすら恥じ入りましたわ。
噂の”新・最強の朝食”です。
どこがどう新しいのかは、旧を食べたことがないので分からんのですが、健康と発酵をテーマにしたそりゃあ意識の高いビュッフェなんだそうな。そういえば、総料理長が雑穀にこだわってる的な話をどっかで読みましたわ。
お客さんがた、エッグベネディクトなんかで喜んでいる場合ではありませんよ。
朝からステーキが出る! スクランブルエッグにはトリュフ粒。イベリコ豚の生ハムや骨付きハムにほんまもんのカリサクベーコン。さらにエルメのヴィノワズリーやドリンクもちょいちょい紛れて、否応なき高級感を演出しています。
ちなみに中央奥に写ってるエルメ製のフランボワーズと二層になった濃厚なヨーグルトが一番旨かったかな。
実演コーナーでは玄米で育てた卵を使うオムレツ。ちょっと白っぽいのがポイントですかね。お好みの具が選べ、これはハーブで作ってもらいました。
和食もちょいちょい置いてありましたが、実はさ、この時、クッソ眠くって!!
よくリフレッシュのためにシティホテルに泊まる人がいるけどさ、私は正直信じられんのよ。疲れきった旅先ならまだしも、ちょっとした寝具の違いやエアコンの温度でもって、なんかムズムズ眠れないことありませんか? 結局、小汚ぇ自分ちのベッドが一番安眠できるじゃん。
んで、気づけば朝ということで、万全のビュッフェ受け入れ体制が整わなかったのです。
食い気より眠気。かろうじて、いくら醤油漬けのかけ放題をバエさせた時点で。今回は力尽きた次第。
ただ、和食や中華はとりたててアレだったので、そんな気張らないでもいいんじゃないかな。
”発酵と健康”がテーマということで、ヨーグルト周り、シリアル、ドライフルーツ、糀や果実酢を使ったオリジナルドリンク、フルーツジュースなどがリッチでした。
皿下げも迅速ですし、卒なきサービスがなされております。補充も切れ目なく行われ、特にメロンやいちごなどのフルーツ類が無くならない点はさすがね。
ただ、これが都内最強の朝食かと問われると、無駄に期待値が上がっている分、肩透かしな部分もあるかな。食事環境もラグジュアリーではないし、内容も昨今の気の利いた朝食ビュッフェに1色か2色加えた程度で、その枠は大きく逸脱していないと感じます。
実演含めた、メインの部分でもうひと頑張りほしいところよ。エルメやサツキの諸々も、もっと作りたて感があれば、なお良いのになって思う。
もちろんビュッフェには相応の楽しさがあるのだけれど、これ以上の質を求めるならば、朝食コースを気張って作ってもらった方が、良いんだろうなというて限界を見た気もします。
コメント一覧
いくらが魅力的ですね。
オータニはサクラというフレンチが大阪城一望で景色も良くて好きです。
3.11の時、高層階のサクラで被災してぐわんぐわん揺れました・・・。
>ヒデ★さん
大阪のビュッフェも行ってみたいですね。
内容はあんまり変わらないのかな?