大通り沿いにある洋食キッチン。
ここも長らく気になってたお店なんだよね。
この日は買い物帰りに通りがかると、
中にいた婆さんとビシバシ目があってしまったのだ。
ちょうどお昼時でお腹も空いてたし、
これも何かの啓示だろうということで、遂に入店を果たしたわけ。
お店は細長いカウンター形式で、
しっかり使い込んだ昭和大衆店の趣。
清掃状況は良く、不潔な感じは全く無いよ。
一見の怪しげなデブにも婆さんの対応は気さくで優しげ。
メニューは洋食がメインなのかな。
品数は多くなく、定番料理が並んでいる感じ。
価格は総じて安価なんだけど、
日替わりでさらにお得な定食もあるらしく、
その中から生姜焼きを選択したよ。
このまま婆さんが作るのかと思ったら、
後からやっぱ優しげな爺さんがやってきて、鍋をふるってくれたぞ。
まず、このお漬物を見て欲しい!
タクワンとかキューちゃんとか、そういうやっつけじゃなくて、自家製ぬか漬けの合盛りじゃん。
底の方には切り昆布と大根の酸っぱい浅漬が忍ばせてあったり、いちいち気が効いているの。
どこぞの熟柿の臭い相手になら、これだけで十分金が取れる。
メインの生姜焼きも良い感じに仕上がってるな。
シンプルな味付けで、お肉も柔らかく焼けている。
ご飯やお味噌汁もオイシイし、満足なお昼になったわ。
正直、もっと枯れまくったお店かと思ってた。
でも、ご高齢が頑張ってるからうんぬん、という感想になるだろうと。
いやいや、全然、現役でいいでしょう!
お値段も安いし、調理も丁寧だし、ジジババも暖かい対応だし、アリだと思うな。
私は好きっす。
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