東海道の裏手に隠れた洋食店。
店頭の落ち着いた雰囲気とは裏腹に、中に入るとほぼ満席の盛況ぶりです。
駅からはちょっと遠いのですよ。
商店街からも外れた場所なので、我々は何かのついでではなく、このアンダンテを目指してはるばる歩いてくるのです。
かつては近くに区役所もあったし、日立からの帰り道であるわけですが、戸塚宿の知る人ぞ知るローカル店だったこちら。ネット以降はだいぶ知名度が上がってきたのかもしれませんね。
基本は気さくな街の洋食屋さんなのです。
でも、神戸にルーツを持つというお料理は、オーソドックスに見えて、どこか、レトロというか風合いの異なる部分があって面白いの。
名物はピカタライス。
私はこのお店でしか見たことが無いのですが、神戸にはあるのかな?
洋風目玉焼き丼といいましょうか。
白飯の上に薄焼きの玉子を乗せ、クッタクタに煮たたまねぎ、キャベツ、セロリの入った醤油ソースをぶっかけたもの。
黄身を潰して焼いた1個分の玉子の油感と、セロリ風味の甘辛いソース。
決して高級ではない、というかむしろ貧乏くさい!
まかないというか、どことなく戦後の匂いすら感じるこの食べ物を、旨いと思ってしまう自分が物悲しいぜ。
でも、面白いので、ぜひ、お試しあれ。
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