京急百貨店の「しげた」で苺大福、翁飴

いちごのおいしい季節がやってきましたね！

デパートのお菓子売場も、すっかり紅色に染まっておりますな。

楽しみなのはやはり、いちご大福でしょう。

「しげた」のものは「森作いちご園」直送の完熟いちごを使っているのがウリなんだそうな。

食べてみると、まさにいちごが主役のお菓子になっており、だるんと柔らかな皮もあっさりな白あんも、繊細ないちごの存在をいかに邪魔しないかのチューンです。

近年では、甘くて巨大ないちごも多く出回っておりますが、これらはそのまま食べておいしように、酸味や風味も穏やかになっておりますから、もはや大福の中の意外なアクセントという役割ではないのでしょうね。

個人的には甘夏大福のほうが好きなんだけどね

しげた本来の看板銘菓たる翁飴は、水飴を寒天で固めたお菓子。

今では売場の隅に追いやられ、あまり売れてないようなのですが、私は好きでたまに買ってます。

おばあちゃんちに常備されがちなゼリー菓子に近いかな。噛むと蜜がネッチリして、寒天というよりは水飴に近い感覚よ。甘いのだけど、後口は上品。

こちらにもほんのりイチゴとレモンの風味がついており、これがどことなく駄菓子っぽくてさ。ノスタルジーを感じつつ、安っぽくもあり、良かれ悪かれなとこかな。

これはまた別の日の春のお菓子。

黒月餅はごまを練り込んだ皮の真っ黒なルックスが特徴的。

中にはくるみも入り、ナッツの油みを加えつつ、こしあんの甘みはあっさりして、和菓子屋さん製なんだなと感じます。