岸谷商店街にある香港キッチン。
Caさん、オススメありがとね!
生麦駅の北西に広がるエリア。路線と並行する大通りだけでなく、第二京浜の方に抜ける細い道にもいろんなお店があるんだね。
もちろん、商店街にかつてのような賑わいはありません。しかし、完全に枯れているのではなく、気になるお店もいくつか見える点が、まだまだ侮れぬ生麦らしさなのかなって思うの。
新たな中華屋さんにしても、こういうエッジの立った茶藝店であるところが面白いよね!
こじんまりな店内では気のいいお母さんが頑張っていますよ。
ランチセットの中から選んだのはスペアリブの豆鼓蒸しご飯。
お米のこもった風味は、むしろそれっぽさかな。バンバンに蒸し上げたものではないので、熱感にも欠けるのですが、スペアリブ自体は真面目で、柔らかくて、おいしいものです。
調味等はレストランの強度ではなく、家庭味漂う料理上手のものって感触。それが逆にリアルというか、月次ではない持ち味にもなりますね。
ここでサイコーなのがスープよ! 丁寧にとったサイドのチキンスープがじんわり染みるお味で、むしろこれがメインかって思うくらい。
生姜ソースのミニ豆花も気が利いていますね。
なんと、お母さんは洋菓子まで手掛ける多才で、冷蔵ケースには自家製のプリンやタルトもいろいろならんでいます。
イタリアンプリンは、プリンとしない大人な口当たり。チーズの入ったネットリ濃厚なスイーツでした。コレならば、食事だけでなく、お茶目的で入ってもアリ。
点心取り混ぜたアフタヌーンティーセットなんかができると、もうたまんないですわ。
帰りのレジ脇にミニ月餅が見えました。これも手作りだっていうから、とっても楽しいお店なのよ。
一般的な廣式月餅の他、パイ皮の蘇式月餅も。
前者はこしあんとカカオあんの2種類。ベースのあんこはそれほど甘みを強めず、小豆の風味を感じさせるもので、これも中華街の店では売ってないような味わいです。
後者にはあんの他にでんぶが入ってるのか! 私、はじめて食べたわ。いわゆる甘じょっぱ系のアクセントになってるんだけど、元のでんぶ缶がそれほど強く主張しないので、違和感なく馴染みますね。
ちなみに私がこのお店を知ったきっかけは、ヒマなときにつらつら眺めてるGoogleマップ。
自転車漕いでいくのも面倒だし、とめる場所あんのかななどとウダウダしてるうちに、好事の諸氏が詳らかにレポートもしてくださり、すでに界隈では知る人ぞ知る存在になっているお店です。
その一方で、食べログでは生麦駅で検索して30番目くらいにやっと出てくるのね。レビューもグーグルの方が多く付いてるし、繁華街はともかく、もはやこういう良店を適切に拾えない体制なのかな。
かつては新店やローカル店にも行き渡るクチコミを集め、我ら個人ブログを終焉させた食べログ様でありますが、飲食情報のプラットフォームとしては徐々に潮目が変わってきているのかもと感じる今日このごろなのです。
コメント一覧
このお店いいですね~♪
僕もGoogleをツラツラ眺めるの好きです。
近所に意外なお店あったりして楽しいですよね。
食べログは、よろしくない話題が出ちゃったころから
全然見てないっすね。
>のりりさん
食べログのガイドラインを久々に読んでみたのですが、
レビューサイトとしての公正はすでに死んでおり、
このまま、だんだん弱っていくのかなという印象です。
なぜ生麦なのか?謎ですが、いいお店ですよね~。
何人がで、メニューの端から順番にオーダーしたいくらいです。
次に、いつ行けるかな?
>Caさん
おまかせで作ってもらうのも良いかもね。