みなとみらいの外れにある、ハワイの高級ホテル。
打ち寄せる蒼き波をイメージする、スタイリッシュな建物よね。
ただ、ぶっちゃけると、アクセスは悪ぃし、斜向かいは庶民スーパー「OK」だし、窓からは古い魚市場とタワマンをチョロリ望むだけという、高級リゾートっぱさは砂粒ほども感じねぇロケーションだぜ。
頭ん中がすっかりハワイアンなココナツ臭ぇ奴らが生息しがちな神奈川県なので、宿泊以外の利用も大いに期待できるんじゃないかと思っていたのだけど、むしろ外部からの軽いお客は絞りたい意向なのかもな。
ホテル自体もそれほど大きくはなく、わりとプライベートな雰囲気の構造になっておりましたよ。
内部も、南の島というよりは、龍が如くのラストダンジョンのようなエグい趣味なので、ハワイ気分でフラフラやって来ると肩透かしかもな。
無駄にアロハ着てきた私なんか、めっちゃ恥ずかしかったもん!
ビュッフェはレストランでなく宴会場に特設されております。
基本的には結婚式等が入っていない週末を埋めるための催しなのでしょうね。
ハワイアンを爪弾くミニステージと、現地映像を映す巨大なスクリーン、とってつけた南国の鉢植え。これもなんだか、巨大なカラオケラウンジのような雰囲気で、あんまり高級感は漂いません。
この日のランチは12:00からの1回転のみでした。やや短い90分制で、時間になるときっちり料理等を片付けるので、グダグダは出来なさそう。
ほどほどの客数に対し、若いスタッフが多く配置されているため、皿下げ等のサービスはやや前のめりなくらいのタイミングで手が出てきます。
シーフードマルシェと称し、海鮮を使った細々前菜が用意されているのが面白いとこかな。
この時は、ハワイのグルメスター氏監修の元、オアフ島のレストランとコラボした3つのメニューが楽しめるフェアが開催されており、中段右手の重たいマグロが「MW Restaurant」のアヒナチョスだったようなんだけど、気が付かずトルティーヤ無しで食っちゃったわ。
左手が「Moke’s Bread & Breakfast」のモケズ ガーリックライス ロコモコとのこと。
ところで皆さんは、美味しいロコモコって食べたことあります? 私は無いです。
冷菜に対し、温菜はパイナップル酢豚やカレービーフン等の数品ほどで、やや寂しい内容か。
もっとも、中年の弱った胃には、少しづつ味見してちょうど1順するくらいの適量といえるのかも。
お味はどれもおいしく、我々がかの地に抱くイメージよか、1歩2歩控えたくらいの上品なホテル食でした。
実演コーナーから、お好みの具を醤油に絡めて作ってもらえる海鮮ポキ丼。
点心は月次かつ、お腹にたまるので手を出さない方が賢明でしょう。
主役はこんがり直火で炙られた和牛のローストビーフよ。
お料理で何か印象に残っているものがあったかと問われれば、これか。
口の中でじゅんわりと脂が滲むリッチなお肉だったんだけどさ。それゆえ逆におかわりを攻めきれない中年封じの一品でもあります。若い頃は脂身だけを食いたいくらいだったのに!
ローストビーフのソースは野菜ポン酢風のハワイアンと粒マスタードの二種類。どっちも脂を抑えきれないので、むしろ塩で食った方が潔いかも。
まろやかな浜ビーフのカレーは具だくさんでビュッフェカレーっぽくない仕上がりでした。
和の薬味が7種類用意されており、しょっぱい系の漬物と混ぜ混ぜしていただくとキレが出て、なおおいしく思えました。
ホテルの名物という、シンパンケーキは、ホワイトアスパラでも、庵野監督の作品でもなく、丸めたクレープをほどよく蜜に浸したもの。
これは良いじゃん。姿も面白いし、食べやすいし、なかなかのデブみがあってステキです。
砂糖がたっぷりかかったミニマラサダも良い。
右手は「Koko Head CAFE」の黒ゴマドーナツとコーヒーアングレーソース。
こういうクソ甘高カロリーメニューが大歓迎よ!
ケーキ類はケースの中のものを注文して取って貰う形。
かき氷とりんご飴、あとはアイスもあったかな? ちびっこが喜ぶ屋台感も演出しておりました。
その他、ロンネフェルトのお茶等が置かれたソフトドリンクバーが利用できます。
個人的に、ハワイ食はいまいち好まないのだけど、ローストビーフよかベットベトのスペアリブとかカルアポークサンドとかを食べたいし、せっかくなので、もう少し現地濃度を引き上げてくれると、より特徴的なビュッフェになるのかもな。
コメント一覧
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ハワイアンって、みなとみらいはいくつかありますね。
OKのビルの隣のホテルもハワイアンだったような。
>ぴーさんさん
まさか!