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平沼橋の「だるま寿司」でにぎり一人半前

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平沼商店街にあるお寿司屋さん。

野毛にあった「だるま寿司」の親戚筋なんだって。

かつて造船華やかなりし時代の残り香が、もはやほとんど残っていない、静かな静かな平沼商店街です。

こちらのお店も建て直されてはおりますが、店頭はどことなき渋みを醸しておりますね。周辺には魚屋も無いし、前は自販機のとこでお刺身パックを販売していたりしたのかな? 面白いよね。

月水金はお得値のランチの日です。なかなかタイミングも合わなかったんだけど、やっと来ることができました。 お店はてっきり爺さんがやっているのかと思ったら、優しげな大将は壮年。なんとか下の世代につながったみたいですね。

店内はコッテリ昭和で、いかにも下町のお寿司屋さんといった風情です。デブにはややタイトな造りではありますが、ランチのピークを外していたので、ゆったりお食事ができました。

突き出しが目玉焼き。しかも、なぜだかハート型なのよ!!

これを奥から運んでくれたのがご高齢の大女将じゃなかったら! この下町の片隅で、ちいさな恋が生まれてしまったかもしれないよ! あっぶねー!!

良き哉。

やっぱり、職人さんがしっかり握ってくれたお寿司はおいしいね。安価なランチもやっつけず、最大限のサービスをしてくれているのがわかりますよ。

この背伸びしないとこ、カッコつけないとこが逆に良いのです。昔、お寿司の出前が超ごちそうだったあの頃を思い出すようで、下町育ちのオジサンは、食べていてすごく懐かしく感じます。肌に馴染むお寿司だな。

コスパ的には一人前が最強ですが、食べごたえとカロリーを重視する向き、すなわち私のようなデブには、増量をオススメいたします。

また、食べに来よ!

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