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横浜中華街の「東園」でダールー麺

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関帝廟通りにある北京料理店。

オーナーシェフのお店なんだけど、先代が調理師会の偉い人だったらしく、一度覗いてみたいなぁと思っておりました。

店内はそれなりに使い込んでおり、
これまた、年季の入った女将さんが対応してくれます。

休日でもランチ対応してくれる点は嬉しく、
近年、超絶に混雑している週末の中華街でも比較的穴場的な位置にあるかもしれませんね。

もっとも、お客さんは途切れず、ほぼ満席状態が続いていましたけどね。

メニューもわりとベーシックなラインナップ。
オススメは北京ぽくもあり、上海っぽくもあるんだけど、あんまり地域性は強くなさそうです。

東園特製つけワンタン。

店名を冠した唯一のメニューだったので頼んでみました。

ツルンとした海老ワンタンに、シャックっとしたアクセント。
コクのある特製ピリ辛ダレもなかなかおいしいです。

やはりオススメ欄から肉団子のやわらか醤油煮。

獅子頭は団子というよりはハンバーグに近いでっかいサイズ!

そんでもって、フワフワというかトロトロの食感ですごく面白いの。
これはたしかに名物を張れるお料理でしょうね。

エビヤキソバ。

麺は片面焼付けタイプ。
色合いもキレイだし、餡も真面目なお味で手堅くおいしいです。

パイコー炒飯。

パイコーは骨付きで厚みのあるお肉を薄衣でカリッと仕上げています。
これも推しの一つみたいでしたが、下味が弱い分、それだけ食べるとイマイチで、餡掛けのパイコー飯や麺が正解だったのかもしれません。

炒飯もパラパラでしたが、お味はちょい抑えめです。

そして真打ちは裏メニューのダールー麺です!

確かにお店のメニューには載っていませんよ。
でも、公式はじめ各種HPやTV番組などでは最前面でPRしちゃっているじゃんね!まったく裏じゃねー!

この情報化時代の”裏メニュー”とは、ある種の演出なんだなと思えるお品です。

しかし、これがとても旨い!

辛いスープにやけに大量な玉子。
これが通常の掻玉よりもきめ細やかに作ってあって、フッワフワ。
そこにチャーシューの甘みが加わって、この具だけでもすごく良いお味になっているのよ。

唯一、麺がやわで根性ない部分が不満だけど、それを差し引いても満足度の高い一杯で気に入りました。

お料理に関しても、あんまりケミカルに頼らない感じで総じて良さげ。
ランチなんかも字面はフツーなのですが、実際見たら、なかなか旨そうだったし、これまで良いお店を見逃していたな感があります。

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