中山路にあるお店。
最近、ジワジワと認知されてきている蘭州牛肉麺のお店です。
聞くところによると、本国が国際団体や訓練校を作って、牛肉麺の海外進出に乗り出しているらしいのよ。今後日本でもお店が増えてくるのかもしれませんね。
近くにある「東珍味」の姉妹店なのかな?
当初は看板通り麺専科でやりたい風だったんだけど、先端の芽が花開かないことで知られる横浜中華街においては、やはりパっとしない様子でしたね。
その後、お料理や点心のメニューも揃え、ガッツリお食事もできるお店になっています。
ただ、清真料理ってわけではなく、本店由来の広東、四川、台湾折衷みたいな内容でした。
メインの麺に関しても、種類が増えており、いずれも、手延麺、ビャンビャン麺、河粉に変更可能なのは面白いです。10万円する佛跳牆ビャンビャン麺などというメディアウケのはったりメニューも作られ、やっと準備が整った感じでしょうか。
まずは看板の牛肉麺です。
イスラムの影響を受けたお料理ということで、豚を使わずにとったスープに、具も牛スネが乗っています。
お味はあっさりと、じんわりと、それっぽいですね。ただ、若干の安易さも感じますか。
なお、お味の重要なポイントとなる香味ラー油は卓上に配され、ご自由にどうぞというスタイルです。
手延された麺はツルッとした食感でまずまず。
なお、これは1種類のみで、太さや形状の指定はできません。
こちらはもう一つの看板であるビャンビャン麺。
中国一画数が多くて、この料理にしか使わない漢字があることで、地味に有名なお料理です。
こちらは焼きそばタイプとまぜそばタイプの2種類あって、これは後者の辛口ビャンビャン麺。
混ぜるとこんな感じ。
ここのびゃんびゃんはかつてないほどの幅広で面白いな!!
ベロベロに噛みつきながらいただく新鮮な感覚です。
向こうでは麺を”面”とも書きますが、これに関しては明らかに線ではなく、面を食らってる感じがするわ。
辛味噌のお味も実に良い塩梅で、これはなかなかに旨い一杯じゃんね。
私はむしろこっちの方が好きだな。
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