店名をなんて書けばいいのか。
公園の前で路上販売している婆さんから買ったものです。
昔からやっている人だよね。
素性はよく分かりませんが、たぶん台湾の人なのでしょう。
日本語は不自由ですが、商売的には意外にグイグイ来るタイプですよ。
中華街のお土産においては、こちらが未開の地として、ずっと引っかかっておりました。
どの世界にも好事家がいるもので、お店や工場でしっかり作った製品よりも、朝市などに列ぶ素人のハンドメイドに魅力や可能性を夢見てしまうことがありますよね。
だって、いかにも現地の家庭の味がしそうじゃない!通っぽいじゃん!
でも、野ざらしだし、まともに売れてるかも分からんし、家族に食べさせるのはためらわれるということで、長らくアンタッチャブルでありましたよ。こういうとこは、軟弱なアーバンボーイなんだよな。
まぁ、でも、買うとしたら寒風吹きすさぶ今の季節をおいて他にはないわけですよ。
商品はちまきを中心に大根餅や甜年糕等。手羽先やひき肉などの台湾煮物はスーパーのビニール袋に直詰め。腸詰めとか塩水鶏は向こうのパック品みたいです。値段はすごく安いわけではなく、ちゃんと相場と連動している感じ。
色々心配してたわりに、買って帰って冷蔵庫で2、3日置いてしまったのですが、悪くなるようなこともなかったので、ひとまずは大きなハードルを越えた感じです。
大根餅は大小あって、これは食べきりの小サイズ。
中身は干しエビくらいのシンプルなものでした。
カリッと焼けましたが、旨みはほどほど。
昔ながらの中国乾物店のようなこもった風味がしてイマイチでした。
肉ちまきは蒸して食べるように言われましたよ。
他に玉子入りの粽もあるようです。
具は大ぶりの鶏肉、南京豆、干し椎茸、干しエビ。
鶏の下味やエシャロットか何かを炒めたようなもんがいい具合で、大衆的なとっつきやすさがあります。
こっちは普通にイケましたね。
ただ、中華街には他にも選択肢は多いですし、ここじゃなきゃダメだというような要素は薄いかな。
もっとも、観光客目当てというよりは、コミニティの中の常連さんが支える感じなのかもね。
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