「ローズホテル」のペストリーショップです。
我々地場の庶民にとっては、縁の薄いホテルです。歩いて帰れる距離なので、もちろん泊まる機会は無いのですが、お食事等に関しても中華街の「重慶飯店」でいいわけで、うーん、なんかの大宴会場に設定される時くらいかな?
規模も含め、ちょいハンパなんだよね。せっかく中華街のホテルなのだから、西洋のスタイルにこだわらず、がっつり中華色に染めてしまった方が、市内に数多ある競合との差別化もできるし、観光的にも面白いと思うんだけどな。国内客の需要は少ないのかな?
さておき、入ってすぐのペストリーショップは、自家製パンも販売してたり、わりとしっかりしている印象ですよ。特に米粉を使ったお菓子に力を入れてるみたいで、そういうのも買って帰ってくればよかったな。
今回、ご紹介したいのはこちら!!中国獅子をモチーフにした春節タルトです。
まぁ、傑作だよね。華やかで、楽しくて、この時期の中華街特集には必ず掲載されるようなアイコンになっています。ただ、作るのがしんどいせいか、春節のごくごく短い期間しか買うことができないレアな品なの。
近年はキャラクターを再現したお菓子もどんどん発売されるようになってきましたが、春節らしいモチーフの中から、よりによって最も難易度が高そうな獅子頭を商品化してしまう点、パティシエの狂気にシビれますね。この一個を見るだけで、ミリーラフォーレ侮りがたし!と思っちゃうもん。
飾りはチョコレートでできていますが、ちょっとネッチリした歯ざわりで、細工しやすいような水飴的なものが入っているのかも。おかげで、形崩れもしにくく、綺麗なまま持ち帰ることができました。
なお、上モノはドーム型のチョコレートになっており、獅子頭をパカッと外すと、土台はこんな感じの分厚いフルーツタルトになっているのです。これが2度目のお楽しみね。
「獅子が可愛くて、食べづら~い」とぶりっこしやがる女子もおられるでしょうが、物量的にもボリューム大。けっこうでかい獅子チョコをかじりつつだから、少食の方々は一回で食べきれないくらいの食べごたえです。
福袋を見ると買ってしまう病の私です
中華街の春節では、ごくごく稀に福袋を販売しているお店もありますが、提供数が少ないので、買えればラッキーという感じ。
こちらの袋は初めて買いましたが、内容は1.5倍相応くらい? 単価は安いんだけど、中身はちょい寂しいので、お正月らしく、もっといろいろ詰まった袋も作って欲しいですね。濃厚なパウンドケーキが一本入ると良いな。
なお、焼き菓子のお味は、うーんて感じかな。
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