横浜駅にある「崎陽軒」の売店。
お弁当の他にちょっとした惣菜も販売する新業態です。
シウマイ弁当だけを後生大事に守っていけばいいのか?
既存の殻を破らんとする気概も大事なのですが、本気でシウマイを凌駕する商品や業態を開発する気があるのか、無いのか。はかばかしき成果が見られない「崎陽軒」
こちらのお店は「栄養バランスが悪いしぃ、サラダも一緒に買いたいな」女子とか、「旦那に手抜きだって思われるから、惣菜も足したいわ」奥様をユーザーに想定しているのでしょう。
しゃらくせーわな! そんな意識の高ぇ奴はそもそもお弁当なんかやっつけねーよ。
日本のお弁当屋さんならば、あれこれ蛇足せず、箱中の工夫でお客を満たし、世界を完結させるべきなんじゃねーかとも思うのです。そもそもシウマイ弁当は、野のたけのこから始まり、枯れた杏に終わる懐石。欠けたるところなき完全食なのですから、そこにちょっとした1品が付け入る隙なぞありません。もし何か買い足すとしたら、お弁当1個では足りないデブが、チャーハン弁当も買ってしまうケースくらいでしょ。
実際、この試みはこれまでの新機軸同様に大きく響いていないようで、お客さんの大半はプラスデリではなく、単なるシウマイ弁当販売コーナーとして利用しているご様子でした。
店頭をよく見てみると、このお店限定のお弁当が存在します。
「崎陽軒」では珍しい二段重ね型となる、シウマイしょうが焼弁当です。
内容はいつもの季節弁当等と同じく、どこかで見たようなおかずの組み換えなのです。でもね、市内向けにはそれで良いのかもしれません。
皆さんの中で、「崎陽軒」のしょうが焼弁当を常食している人がどれほどいるのか?
横浜市民は結局のところ、シウマイの入らないお弁当を食っても満たされない生き物なのです。だから、このような豪華幕の内風にして抱き合わせるのが一番なんだろうなって気がします。
ただ、本当の意味での新商品も模索してほしいよな。先ごろ、姫路の「まねき食品」により”関西シウマイ弁当”なる商品が発売され、ベイブリッジが落ちるほどの激震がハマを襲いました。
本家たる崎陽軒だって、次代の定番を狙うシン・シウマイ弁当を開発してもいいはずです。しょぼいひじきサラダくっつけてる場合じゃないのです!
コメント一覧
30年くらい前に野毛の場外に行った帰りに食っていたシウマイドッグ…
今もあるのだろうか。東海道線のホームで150円くらいだった気が。
崎陽軒はシウマイとシウマイ弁当のタケノコのイメージが強すぎて新商品開発は大変でしょうね。
関西シウマイ弁当はコラボですよね、確か。
>湘南電車さん
近年ではシウセージドッグなるものもありましたね。
もう売ってないのかな?
チャレンジ精神はあるので、
お弁当でバカでかいシウマイとかあると、楽しいかと。
>ぴーさんさん
現在の感覚でシウマイ弁当を作ったらどうなるのかも面白そうです。