シアルの地下に入るお店。
「ストラスブール」が立ち上げた和菓子屋さんですね。
横浜駅の新しい駅ビルは、地元のお店に注目して、テナント誘致しているのが良いところ。
創業地の上永谷にて新分野を手探り中だったこちらのブランドも、すっと入ってきましたね。まぁどちらかというと、住宅街よか、駅ビルの方が似合う路線なんだと思います。
洋菓子屋さんが手掛けるお店なので、お客さんも和洋折衷的なものを期待していると思います。
焼き菓子の技法を取り入れたものや、バターやチョコ、キャラメル、フルーツ等を用いるアレンジは、予想できる範囲内。
今や関西や東海を中心に人気が定着しつつある、フルーツ大福をメインにもってきたのも必然かな。
いちご、みかん、キウイ、ブルーベリーが入ったミックス大福をいただきました。盛りだくさんに入って、お味も喧嘩せず、なかなか面白きものであります。
いちご大福が世に出て、すでに40年近くなることもあり、餡とのバランスや、ベッチャリしない製法も確立されました。まるごと包んだ、みかん大福が出てきた時も衝撃でしたが、わりとどんな果物を使っても、おいしい大福になっちゃうんだよね。
断面を割った際のカラフルな絵面バエがあるし、折々のフルーツを取り入れたりすれば、通年展開も可能。大人気も分かるのです。
ただ、フルーツ大福はそれ自体、1ジャンルで、和菓子としていただくと、なんかコレジャナイ感もあるのよ。皮はブヨブヨだし、あんこも添えもんだし、大福的な旨さを求めると、なんか違うなと思いつつ食ってます
こちらはバターサンドどら焼き。
どら焼きの皮というよりは、ほんのりケーキを漂わせる皮。
あんはウェットにせず、豆感というか、素朴な粉っぽさをあえて残し、バターの潤いが機能するようなバランスになっていますね。
これも、なるほどなとは思いますが、やはり王道のどら焼きと比べると、必ずしも足し算にはなっていないので、どうなのかなという感じです。
現段階では、他所の流行りに乗っかる以上の商品展開はできておらず、独自色やウリの確立には至ってないのかなという印象よ。
コメント一覧
このお店が横浜に出店していたとは驚きです。
上永谷に新規開店した頃は、何回か訪問したのですが、最近はお店の存在すらすっかり忘れていました。個人的には値段と味が釣り合ってないような、そんな印象を受けました。昔の話なので、今は違うかもしれませんが。
>ゆさん
あのストラスブールが!ってとこ以外は、あんまり個性を感じませんね。まだまだ模索中なのでしょう。