蒔田公園の近くにできたラーメン店。
気の毒だった「北斗」のあとに居抜きで入ったお店です。
暖簾の下のレトロな自転車はお店のディスプレーなのかな。”味の~”っていうベタな店名も、そうそう見なくなりましたし、どことなく懐かしさが漂うお店です。
この日はちょうどお昼時で、お店は付近のリーマンたちで賑わっていましたね。
厨房からは兄貴二人の気持ち良い対応。
メニューは味噌、醤油、塩にトッピング、白飯って感じです。初めてなので、とりあえず、一番目に載っている味噌ラーメンをいただきました。
いかにも味噌ラーメンらしい味噌ラーメンです。
表面には厚い油の層が浮かんですげーコッテリしてそうなのだけど、食べてみると、なんとも優しい感じがするんだよ。近頃は味噌ラーメンも近代化して、いろんなウマ要素が詰め込まれているじゃん。でも、ここのは比較的シンプルに、王道ど真ん中につくられていて、原点にあるところの懐かしき味噌汁味も垣間見えます。
もしかしたら、もう一歩ほしいなと思う向きもいるかもしれん。でもね、これは丁寧に作られているからこそなりたつ、あえての引き算なのかなと思うの。もやしなんかもしゃっきりいい具合だし。麺もプリッと頃合いだし。チャーシューもおいしいのよ。
遠くからはるばる食べに来る、話の種のラーメンというよか、近所の人が日々通う様なテイストです。食べ続けることでじわじわ染みてくるような気もするのよ。ぜひ、この路線を末永く磨いていってほしいなと思います。
コメント一覧