丸太町通にあるケーキ屋さん。
歴史タイムカプセルである京都の街には、
オールドスタイルのアメリカンケーキまで保存されているのか!
場所は二条城の北西。
やっぱし、観光客がアクセスするようなとこじゃないよね。
私もこの店目当てにバスを降りたんだけど、
うっかり素通りしそうなほど、そっけない構えだぞ。
店内は使い込まれた民芸調で、
畳だったり腰掛けだったり、超渋い茶屋の風情。
ケーキよりも、むしろおはぎでも出てきそうな雰囲気なのよ。
その中央にそびえる円筒型のショーケース!
とりどりのケーキが煌くライトを浴びながら回っているのだ!!
これが今風の狙ったセンスではなく、
ナチュラルに時を重ねた結果なんだからすごいわ。
お店の方もじいさんばあさんで、
お客もじいさんばあさんで、もはや何らかのアート空間だぜ。
ケーキはどれもバカでけぇ!
もともとアメリカ人の詩人が始めたお店ってことなんだけど、
かの国の気風を忠実に再現してると思うな。
当然ジジババなんかは食べきれないので、
仲良く半分こに切ってもらってるみたい。
キュートな名前のチョコキューピッドは、
バタークリーム、パイ、白身多そうなしっかりスポンジを、
重ねていったものをチョココーティングしたケーキ。
素朴なお味でレトロケーキ好きにはたまらんだろうな。
しかし、こういうものを京都でいただけるとは思わなんだわ。
他にも赤子の頭位ありそうなシュークリームとか、
パイとかいろいろあってさ、また寄って食べてみたいなぁ。
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