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横浜中華街の「民生炒飯専賈店」で牛肉炒飯

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市場通りの最果てにできたチャーハン専門店。

台湾の知る人ぞ知るお店らしいのよ。

猛暑!まさに猛暑であります!

つい先日は「この暑さで焼小龍包に列んでる奴らの気がしれねぇ」などと鼻で笑いながら台湾かき氷を食っていたのに、まさか自分も炒飯目当てに小一時間行列してしまうとはね・・・

いやね、ホントはチラッと様子だけ見て、涼麺でもすすって帰ってくる予定だったのよ。でも、マニアしか来ねぇだろうという予想に反して多くのお客さんが集まっててさ! なんだ、こんな注目店だったのかと! 

ミーハーな私はこういうお祭り気分にすぐに釣られちゃうのです。それに、この暑さの中、たどりつくまでで、相当の投資をしてしまった気分で、スマートな損切りをできなかったという経緯よ。

台湾の本店は、かの「 鼎泰豊」をおさえて、炒飯ナンバーワンになったこともあるという市井のお店なんだって。本来なら海外進出するようなお店には見えないんだけど、この度、山下町のアパレル店の人が権利を買って、経営するみたいな話です。それっぽいイケイケな兄貴達が店内外を手伝っておりましたよ。

お店は懐かしの「江南」の跡。中はさっぱりと改装されて、かつての面影はありませんね。キャパはカウンター5席に4人テーブルが2つ。今日はオープンの助っ人で本店のお父さんが鍋を振ってましたが、調理一人、補佐一人くらいで回すのだと思います。

メニューは今んとこ各種炒飯のみ。スープはつかず、価格は中華街の相場よりちょい高いかな。ちなみにスープは他のお客さんが旨いつってたから、しっかり券売機をチェックして、別注すればよかったよ。

調理はわりとゆっくり丁寧で、店内入ってからも随分待ったわ。炒飯だからといって回転が早いわけじゃないから、しばらくは行列覚悟かもね。

券売機の左上だった牛肉炒飯です。

お米は短いもので、予め固めに炊かれています。ほんのり油っ気を纏いますが、米としてのモッチリを感じさせつつ、ちゃんと粒が炒まっている仕上がりで、なかなかイケるじゃない。

具は空芯菜と柔らかい牛肉。

調味はそんな強くなく、ほんのり向こうっぽい香りもあるんだけど、それがイヤらしくない程よい具合にまとめられてるとこが肝なんだろうなと感じます。ケミカルバキバキの大衆路線とはまた違った、食べ飽き無さのある炒飯です。

食べると出てくるオッサンの顔の需要は・・・

「中華街で、なに食べたい?」という問いに「旨い炒飯!」という答えは割とよく聞きます。でも、炒飯を売りにしているお店って、ありそであんまないんだよね。だから、炒飯専賈店には期待したいところ。

実際、イケる炒飯だと思います。でも、例えば近くの「清風楼」あたりも、店はクソですが、見劣らないもんを出しますし、台湾1位というキャッチーが色あせた後はどうなるのか。それ以前に本店スタッフが帰国した後はどう落ち着くのか。テイクアウトやたぶん宅配も対応しそうな感じでもあるので、その辺も含め今後に期待です。

もっとも涼しくなった頃にまた寄ってみたいなと思います! 

コメント一覧

  1. 酔華 より:

    このクソ暑いなか早速の訪問、お疲れさまでした。
    まさかこんなに行列ができていたとはビックリですね。
    牛肉が柔らかいというのは嬉しいのですが、最後に、皿の底からオッサンの顔が出てくるのはチョット・・・
    涼しくなったら行ってみたいです。

    • 管理人 より:

      >酔華さん
      もうちょっとひっそりした滑り出しかなと勝手に想像しておりましたが甘かったです。
      ただ、しばらくすると落ち着いてくるんじゃないかな。

  2. ミサイル超獣 より:

    この日は試験営業だったみたいですね。
    今週末またやるそうで。

    炒飯はレシピがわかってても難しいから慎重なのか
    あるいはプレミア感煽ってるのか。

    • 管理人 より:

      >ミサイル超獣さん
      よりによって、お盆の連休中にプレオープンつーのも攻めてますね。
      メディアが取り上げて以降にもう一波ありそうなので、いつ行くのがいいか悩みどころです。

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