旧中村橋商店街の路地にある中華店。
ヨスケさん、オススメありがとね!
夜逃げしてしまったというセリザワのすぐ裏手。
古いお店なので、存在は認知してはおりました。しかし、ここらにやってくる機会も無く、「イケるよ」というご近所の口コミも端から信じていねぇ経緯でもって、一度も利用したことがなかったのです。
正直、こんなに営業が続くとも思ってなくてさ。往時の賑わいがあっけなく消えてしまった商店街と同じく、早々にお店を閉じるものと思っておりました。
店内はかなり年季の入った大衆中華のカウンター式。
この辺りは職人達が多く住んでいる下町エリアでもあります。そんなおっさん達が仕事上がりに一杯ひっかけているような気さくな雰囲気ですね。
調理はご高齢のお父さん担当で、優し気な息子さんがサポートされています。
餃子は大ぶりのものがたっぷり出てきますね。これをアテにして何杯か飲めちゃうと思いますよ。
さっくり焼けた薄皮は、柔らかで肉汁を吸って薄茶色。餡はほんのり甘く、にんにくに頼らないまじめなお味です。
チャーハンスープもいかにもそれっぽい感じ。
これか!!
まさに正しくも正しい下町チャーメンじゃないか!
飲み屋街のそれはグダっとだらしないこともありますが、こちらのものはシャキッと火の通された野菜とともにお皿の上にこんもりと盛り上がって、張りのある仕上がりなのです。
お味も大衆味でありつつも安易に闇に堕してないほどよさ。麺もゆで麺らしいクニッと食感を程よく残しており、これは思わぬ良品に出会えましたわ。
おみそれしたわ。お父さん、まだまだ現役バリバリじゃないか!
オススメは間違いないな。
後日、ミニ丼とラーメンの満腹セットをいただきました。
ラーメンはごくごく大衆中華的なつくりですが、これはこれで安心する味わいだな。沈んで見えませんが、具もしっかりとしたチャーシューが入っており、やっつけてないのです。
天津丼問題。
私は卵が大好きなので、本来ならば天津丼をもっともっと食べてなきゃおかしいのです。しかし、どこの誰が定番化してしまったのか、あの気持ちわりぃ甘酢が圧倒的にコメと合わねぇよな! さらに近所の店がそれに輪をかけて下品に調理しやがるもんで、逆に苦手なメニューの上位になっていたの。
んで、近年になって、王将との出会いがあり、やっと心の安息地を得ることになった経緯です。お店に頼めば、関西風の醤油餡で作ってくれるもんなのかな?
そんな中、こちらの天津丼は貴重な酸っぱくないタイプ!
やや甘辛味が強めに仕上がっておりますが、チャーシュー片やかまぼこ、エビまで入って風味が良いですね。半サイズ相応なのに、たっぷりとしており、やはり手抜きは無しです。こちらの天津丼も愛せるわ。
コメント一覧
うあぁぁ~
まだあったんですねぇ、この店。
毎日のように通ってたのが30年以上前・・・(汗
お父さん元気なうちに必ず行きます!
>てっつんさん
是非、早めに!