新しい市役所に併設された飲食街に入る地産地消食堂。
いずみ野駅前の「ど根性キッチン」の姉妹店です。横浜駅の「大ど根性ホルモン」の方は閉店なんだってさ。
先ごろ、華々しくオープンした横浜市役所の新庁舎。林市政を象徴するような、モヤモヤの晴れない施設であります。
よりによって、津波高潮に浸かりそうなこの場所へ、建築コストが無駄に高まるこの時期を選んで移転してこなくてもよかったんじゃないかと思うのよ。さらに言えば、向かいの三井のタワマンにも見下されるような規模の施設で適切だったのか? 初手から全てが収まらない失態は論外として、どうせ肥大していくんなら、関連団体含め、全てを収容できる余裕を作っておきゃいいのに。なんぞ関内あたりの馴染みの大家さんに賃料を払いたくてしょうがないのかなって邪推しちゃいます。
そんな市役所には、京急仕切りの小規模な商業施設が併設されました。
これもまぁ、ビミョーでね。
2Fは、あの「かながわ屋」すら輝いて見えるようなスカスカの土産コーナー。謎の「太子堂」 イミフな福井発のコスメ、雑貨店。「有隣堂」でなく「丸善」 「重慶飯店」でなく「陳麻婆豆腐」 平塚のフレンチに、コロワイド絡みのイタリアンに山形蕎麦!?
場所柄さぁ、もっと地元へのこだわりを濃く盛り込まにゃいかんだろって思うのですが、京急的にはこれが精一杯なんでしょうかね?
そんな中に混じったこちらのお店は、横浜地場野菜にこだわる食堂。店主の椿氏は、横浜の地産地消系でよく名前が出てくる方ですね。入口には、横浜野菜や調味料などのちょっとした販売コーナーも併設されて、それっぽく営業しております。
身体は一切求めていないのだけれど、発信者としては、避けて通れないメニューってありますよね。
小松菜丼です。
こんな心燃えない丼があるか!?
店頭で写真を見た時は「正気か」って疑いましたけど、万が一のミラクルに希望を託し、そして、その願いは儚く潰えたのです。
温かい白飯に生の小松菜と海苔を乗せ、ごま油で熱したジャコとごまをかけまわしたもの。
小松菜のシャキシャキとほろ苦さ、ほんりなエグみをひたすら堪能できるメニューであります。塩味の他に若干の酸味も加わり、サラダ感覚でいただけるわけですけれど、そんならサラダ部門で出してほしく、丼にするシナジーは見つかりません。飯はね、生野菜と親和しないもん!
お店もわかっているのですよ、唐揚げでもつけなきゃヤベェってことは。でも、これもカチカチかつしょっぱくて、とりあえず、唐揚げ食わしときゃ満足やろって見込みもハズれています。副菜として、生野菜ダメ押しのグラスサラダと、一口パイン、わかめの味噌汁付き。
その他、ランチメニューはいけてない道の駅のレストラン的なテイストで、地場野菜を声高に叫ばないと、今一歩垢抜けないような印象かな。夜は居酒屋的な営業になるようです。
コメント一覧
小松菜なんて茶漬けから雑炊、炒飯、おにぎりとライスコンビメニューいくらでもあるのになぜ丼?
和風ロコモコ丼なんてテキトー飯メニューの定番を出す店が小松菜に個性をかけた結果なんだろうか?
カフェっぽくメニューを演出したらこうなった?
ご飯に混ぜ込んで握る手間とジャコを惜しみました丼にしか見えない。
これで夜に居酒屋展開なんて酒飲まない煩悩を祓った若者が集まるんでしょうか?
食べログの同メニューのレビューも微妙な締めで高い小松菜を無理に食べるメニューだったのかと目から鱗(嘘)
>うんぱるんぱさん
でも、小松菜丼が無かったら入ってなかったから、ある意味、成功だと思います。