中村町三丁目に突如現れた、つけ麺専門店。
檜湯目当てにはるばる銭湯へと出かけていった母から「つけ麺屋さんができたわよ」って聞いた時は「ウソでしょ……」って言葉しか出なかったよね。誰もが「まさか」と耳を疑う立地です。
しかも、路地に入ったスナック跡地。更に余計なことをいえば、でっかい監視カメラが3つと鉄扉がまもる某事務所がお隣に鎮座するわけで、まさに南区上級者向けの案件といえましょう。
かつて、三吉橋から八幡町にかけては下町商店が軒を連ねる通りだったわけですが、現存するお店は数えるほどで、とても買い物客を当てにできるような環境ではありません。営業も今んとこ昼のみということだし、マヂでどういう層をあてにした商売なのか、見当がつきませんよ。
ただ、そんな環境だからこそ、ご近所さん達もざわついているようで、オープンしたての昼過ぎにはそこそこの人が集まっておりました。
厨房には兄貴が一人黙々と調理をしており、ご家族とおぼしきヘルプのお二人ががたどたどしく、また所在なげに対応しておりました。
つけ麺の中盛りです。中は増盛ではなく、基準量かなと思います。
こちらのお店は国産小麦を使った麺にこだわりがあり、はじめは汁をつけずに食べろ的なことが書いてありましたね。極太麺ということでしたが、つけ麺としては一般的なくらいかな。表面がやけにツルツルしています。
汁は豚骨業界のダブルスープとありました。ボディは割とライトで、もう一歩印象に欠けると思います。骨なのか、芋なのかわかりませんが、舌にざらつきを感じます。
具は角切りの豚とぶっといメンマが沈んでいます。出てきた見た目がだいぶ弱いので、なんとか工夫したいところ。
この場所に新しく麺店ができたことがまず奇跡だと思うのですけれど、外からラヲタどもを引き寄せる力はまだ蓄えられれてないかなという感想です。
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